2021/08/28

47年目にして正体を見たり。2021年夏・甲子園

2年振りながら、通い連続47年の夏の甲子園。

ご用達の「18きっぷ」残り2枚が重用する。

五輪に倣って?無観客であろうとなかろうと、

甲子園グラウンドの土でなくも、「甲子園」

という大地の地べたを自ら踏まぬことには、

お天道さまに申し訳が立たない。天も呆れる

まさしく過剰な聖地への思い込みである。


その日は、雨天順延のしわ寄せでスカスカ日、

球場はまるで要塞か砦のよう。所在もなく

ウロついていると、そこかしこから明らかに

いつもとは異なるオーラをうなじに感じる。

あ、女子野球の決勝戦が大会25年目にして

初めて聖地・甲子園で開催される日!なのだ。


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淡々と日程が消化され、筋書きのないドラマ

どころか勝負のアヤもなく、甲子園の魔物も

女神も横たわる感染症に怯えたのか?姿を

見せないまま、第103回・夏の選手権大会は

決勝戦を迎える。尋常でない異様な年には

何とも似つかわしい!?「智弁」同士という

両雄の相まみえる対決で雌雄を決するのだ。

















































































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★「甲子園=ジャパニーズドリーム!」

https://bit.ly/3DrI7SH

ピート小林と歩く こころの日本遺産」

(日刊スポーツ・アーカイブ)

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2021/08/14

2021 TOKYO VS 2021 TOHOKU ⑥

=2021年東京五輪と復興五輪の東北ルポ=


「東京城」パビリオントウキョウ・会田誠

((2021 TOKYO)) 

国立競技場近く、ダンボールとブルーシートの

シロモノが警備ガードの隙間から目を射る。

江戸城ならぬ「東京城」とあり、“災害の痕跡が

残る地へのエールであり、東京にいつの日か

来るかもしれない大災害への覚悟を示す”とある。


さらに「福島第一原発事故後の社会の厳しさが

コロナ禍でより切実になったいま、"復興五輪"

なので、震災・台風・貧困で苦境に立たされる

人々を国家中枢に!」と続く。愛国が止まらない

現代美術家・会田誠によるオブジェ作品なのだ。

思わずハタと膝を打った、私的マイ東京五輪。

https://paviliontokyo.jp/pavilion-aida/


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「木戸城」ポツンと常磐線無人駅・ホーム

((2021 TOHOKU)) 

福島・浜通りの無人駅で不自然にヌッと出くわす

城オブジェが、この10年来、気になっていた。

東日本大震災で、はたまたホームレスにも活用

されるダンボールとブルーシート製でないが、

精緻でなく模型でもないところが妙に惹かれた。


地元の有志たちがこさえたのかなと思いきや、

1967(昭和42)年に当時の駅長がつくったもので、

木戸駅の近くの今はなき楢葉城をモチーフに

されたようだ。そして、大震災後にレニューアル、

すでに築50年になるという。天晴れ、木戸城。

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2021/08/09

2021 TOKYO VS 2021 TOHOKU ⑤

=2021年東京五輪と復興五輪の東北ルポ=


五輪フラッグと開催地の温度差

((2021 TOKYO)) ((2021 TOHOKU)) 


□東京

都内をはじめ、競技会場のある首都圏の

いたるところに色とりどりの五輪フラッグが

はためく。その意匠もさまざまあって、

街並みとマッチするなど、東京五輪という

期間限定の光景として記録に留めておく。

(画像・上段①〜⑤)


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開催の8道県はどうか?限られた訪問地でも

フラッグから見えてくる何かがあるはず、

と福島と宮城県を巡って目をしばつかせた。


□福島

有観客から直前に無観客に一転した福島は、

閑散とした五輪ムード。福島駅前にフラッグが

あるも、福島県庁はソフトボールと野球の

ピクトグラムの横断幕が申し訳程度にあるだけ。

ダシにされた"復興五輪"にシラけたのだろう、

行き交う市民たちの無表情さに痛みを禁じ得ない。

((TOHOKU①③に関連トピック投稿あり))

(画像・下段①〜③)


□宮城

有観客でサッカー10試合のあった宮城スタジアム。

開催地の利府に着いたのは、大雨での在来線

ストップで闇の中だったが、駅前の空気が

熱気をはらんでいた。翌朝、仙台市内を徘徊。

五輪カラーを纏った「Miyagi Stadium」の旗が

五輪フラッグの代わりに小さく揺れていた。

(画像・下段④〜⑩)

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