2013/12/31

東北楽天ゴールデンイーグルス2013@河北新報


11月4日付投稿「3.11の悲しみから11.3の歓喜へ」に続いて、
再び掟を破って、プロ野球・楽天の記事を上げる。
2013年の個人的なトップニュースで、大晦日に免じてである。

いずれも「河北新報」という東北ブロック紙の一面ほか。
日本シリーズ優勝直後の号外から、日本一のVパレード翌日まで、
タテのものをヨコにする見開きブチ抜きありの変幻自在さは、
中央の一般紙では見られないもので、あえて掲出。
幸いに東京支社にて、すべて後日に入手したものである。

被災地の東北に希望と勇気と感動をもたらした、
楽天イーグルスの初リーグ制覇と日本シリーズ初優勝。
昭和30年代前半、西鉄ライオンズのシリーズ3連覇に
熱狂した以来のコーフンが年の暮になっても続いている。

その昔、野球少年の胸を踊らせた出来事と決定的に違うのは、
今年、楽天イーグルスが成した歴史的快挙が
言うまでもなく復興から立ち上がる地域の象徴であることで、
先ごろ訪ねた被災地の方々との短い会話でもそれを感じた。

ゆく年くる年の宵東北の復興を祈りながら、
素浪人にも手を差し伸べてくださる
現地の方々への感謝と想いを馳せたいと思っている。
































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2013/12/30

「本当にいいものは みんなタダでできているねー。」第17回手帳大賞を読む

手帳好きなら知っている高橋書店の「手帳大賞」。
グランプリに選ばれた今年の「大賞」は近年にない出色で、
時代の空気に抗って喝破する言葉にこころを打たれた。
*12/16付新聞紙面 (保存がよくなくてご容赦です)
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本当にいいものは みんなタダでできているねー。

朝の澄んだ空気。夕焼けの美しさ。家族の笑い声。
元気をもらえるいいものってタダでできているんですね。
いつだったか母親が言った言葉です。
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岩手県の古里素祐さん(51歳・会社員)の応募作品で、
(文末に記されているように)この言葉を発した母上のこころの、
なんというみずみずしさ、なんというすばらしさ。
ニッポンのお母さん、ここにあり。と言わずにはいられない。

ネット上の寸評には、「人間にとって本当に大切なことは
何かを優しく気づかせてくれる、コロンブスの卵的大発見」と
括られているが、まさしくもって的を得ている。

こころの時代と言いいつつも、物質文明に突き進むような
時代の風潮のなかで、この言葉が大賞になったことは
すこぶる意義があり、手帳大賞を超えたスケール表現と称えたい。
 
私自身にとっては、近来、出合えなかった一言で、
ある意味では、どんな優れた広告コピーをも凌駕する傑作と思う。
大晦日を前に、みちのく岩手の自然に思いを馳せながら、
応募された方と母上に、両の手でそっと感謝させていただく。

◎高橋をうならせた、今年の受賞作/公式サイト
http://www.takahashishoten.co.jp/techotaisyo/meigen.html

























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2013/12/28

よすがのような「絆」という言葉・宮城県石巻市

3.11以降、大量といえるほど飛び交った言葉「絆」。
どこかマスコミ先導で流布されたような違和感を感じたが、
大震災そのものがこれだけ風化してくると、
寄って立つ"よすが"のような言葉として胸に響く。

歯が抜けたような地区が続く石巻市街地。
あたかも判子のごとく「絆」と印された看板に遭遇して、
1,000余日という時の流れと己の無力感が身を包む。

駅前の観光物産案内所の常設応援コーナーでは、
北海道の岩見沢農業高校と中標津農業高校から寄せられた
メッセージが千羽鶴に付き添われて展示されている。

求心力としての言葉は、大書きされた「絆」である。



























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2013/12/27

復興商店街の年の瀬・宮城県石巻市

現在18ヵ所を数える東北の復興商店街のひとつが、
石巻市街地に位置する「石巻立町復興ふれあい商店街」。
北上川沿いにある「石巻復興マルシェ」とともに、
一日も早い復興を願う地域民の憩いの場にもなっている。

2011年12月にオープン、3度目の冬を迎えた今年は、
クリスマス前から寒波に見舞われて、
凍る雪はこれから根雪となっていくのだろうか。

2周年感謝祭で大盛況だった窯焼きピザ、
そして市民の餅つき大会...賑わいを想像しながら、
年の瀬の日没後、ひっそりとした静寂を撮る。


東北ろっけんパーク×仙台なびっく
http://tohoku-rockenpark.com/re/19

石巻立町フェイスブック
https://www.facebook.com/fureaisyoutengai

★交通案内
石巻駅より徒歩5分
(石巻へは仙台よりJR石巻線/仙石線で約2時間、
宮城交通高速バスで約1時間15分)


























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年末は12月28日(土)まで
年始は1月6日(月)から営業します
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2013/12/25

白い森のツリー&がんばっページェント・宮城県塩竈市


3.11以来、塩竈を訪ねるのは何度目になるだろうか。
JR仙石線は当初、東塩釜までしか動いておらず、
西塩釜ー本塩釜ー東塩釜の間をよく行き来したものだった。
(現在は、あおば通ー高城町、陸前小野ー石巻で運行)

目を引いたのは塩竈マリンゲートの「白い森のツリー」。
被災地広域で活動する「くらしのある家」プロジェクトの一環で、
喜多俊之さんがデザイン、黒田征太郎さんらが協力...という、
塩竈をアートのチカラでお手伝いするシンプルで力コブの入ったものだ。

毎年、あちこちでツリーやイルミネーションを見てきているが、
このツリーは見るからに素朴な原型そのもので、
控えめなオーナメントも素敵で、すこぶる印象に残る。
(写真1.2)

本塩釜の駅前広場では「しおがま がんばっページェント」と
名付けられた放射状の光が美しい輪を放って、
復興への道のりにある塩竈を文字どおり元気づけている。
(写真3.4.5)

今も復旧の工事中にある駅コンコースのタペストリーは、
折々に工夫を凝らしたもので、通行人の目を楽しませてくれる。
年の瀬、子どもたちの手描きが何よりのプレゼントだ。
(写真6)






















★交通案内
塩竈マリンゲートは仙石線本塩釜駅から徒歩10
「くらしのある家」プロジェクト
https://www.facebook.com/kurashinoaruie?fref=ts

「しおがま・がんばっぺージェント」(本塩釜駅前)
http://kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/?p=1928
点灯は来年の13日までとなります
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年内は12/28()まで、新年は1/6()より営業
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2013/12/24

仮設に希望のイルミネーション・仙台市宮城野区

仙台市の蒲生地区にある仮設を訪れた。
希望の光が被災者が身を寄せる仮設住宅を彩っている。
サンタクロースのオブジェもアーチもある。

自治会がクリスマス会を開くと聞いた県内の方が、
私費を投じた手づくりのイルミネーション。
どんなにか地区の住民を喜ばせていることだろう。

すでに日没、周辺には人っ子ひとりいなかったが、
漆黒の闇夜に放つ光はどこまでも温かく、
きらびやかな都会のどんなイルミネーションより素敵に見えた。

「震災を風化させてはならない」の声も消えがちで、
すでに「なかったこと」として暖衣飽食の中で過ごす人々と、
被災地の現実とのギャップ。これが2013年の列島なのだ。

きょうはChristmas. この地球上のすべての
生きとし生けるものに等しく恵みがありますように。































★交通案内
仙石線陸前高砂駅から徒歩10分
仙台市宮城野区高砂1丁目公園仮設住宅
点灯は来年の1月15日までとなります
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2013/12/18

「輝け甲子園の星」1月号発売中

高校野球ファンなら誰でも知っている雑誌、
「輝け甲子園の星」の2014年1月号が発売中です。

特集はずばり「キズナ」。2013年の高校野球を象徴する
親子、姉弟、仲間が思い出を語るスペシャルです。

好評の連載コラム「ピート小林の高校野球グラフィティー」では、
"フィールド・オブ・ドリームス!「マスターズ甲子園」"と題して、
11月に甲子園球場で催された、永遠の高校球児による
大会の魅力をキャッチボールの写真とエッセイで綴っています。

(「マスターズ甲子園」第10回記念大会の観戦記は、
11/18・20付のブログにて、18点の写真&文章で紹介しています)

お近くの本屋さんで、ぜひお手にとってご覧ください。

「輝け甲子園の星」(日刊スポーツ出版社)
http://ai.nikkansports.com/archives/03/

























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