⑬縄文りんご娘に“へのへのもへじ”もシュン

田んぼの案山子が絶滅の危惧種？に近づいて、

代わりに全国ではブームと言えるほど

「かかしコンクール」が流行る時世である。

長引く疫病下、多くは中止の憂き目をみたが、

青森の「かかしロード280」は数少ない

ロードムービーならぬロードスケアクロウだ。

本州サイハテ・津軽の秋の風物誌として、

国道沿いの約60km、400体もの”かかし”が

居並ぶのをよそに、“シンボルかかし”の

「JOMONムービーのRINGOMUSUME」が

衆目を独占。記念撮影するヒトが絶えず。

ナカナカの出来映えの”へのへのもへじ”は、

隅っこに追いやられて、お役目ご免！？

大谷選手も五輪アスリートもピコ太郎らも

呼び物の「俳句かかし」も寂しげな様子。

 

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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年) 

全国の案山子、161体が載っています

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「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」

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⑫かかしバスに乗って、奥播磨かかしの里へ

「かかしと一緒にバスに乗れる」と知れば、

パスする理由はない。8年越しの願いが叶って

一路、「*奥播磨かかしの里」へ駆け付ける。

姫路市の最北端に位置する安富・関集落へは

700km余。高速夜行バス、*神姫・路線バス、

＋かかしバス...バスづくしの弾丸往復である。

ラッキー！にも“かかし”と相席になれて、

夢うつつの道中、気づけば、晩秋の山里へ。

9世帯13人が暮らす、超がつく過疎の地に

在住かかし130体ならぬ名、イベント展示用

かかし118名、里親かかし205名、合計で

453名というギネスブックも驚くかかし人口。

10年目「ふるさとかかしサミット」は大盛況。

点在する“かかし”は人と見まごうどころか、

見物する人も“かかし”と見まごうほどで(笑)、

かかしと人の分別なく話しかけてしまった！

“かかしと人”が交じるワンダーなおとぎの国。

Googleマップにも載るほどの知名度に加えて、

「海外かかしサポートプロジェクト」も

この秋にスタート。「奥播磨かかしの里」へ

ぜひ、春の桜咲く季節にも訪ねてみよう。

(↑マップの最北部⑱の北に位置)

「*奥播磨かかしの里」

http://www.furusato-kakashi.net/okuharima.html

「*奥播磨かかしの里-ふるさとかかしネットワーク」

https://www.facebook.com/furusato.kakashi.net

「*神姫バス」バス旅ひょうご

西播磨バス乗り放題きっぷ

https://www.hyogobus.or.jp/bustabi/nishiharima

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熊本地震から5年7ヶ月・阿蘇神社の現状ご報告です

2016年4月の熊本地震から、お陰さまで、

阿蘇神社も粛々と立ち上がっております。

復旧の現状を画像でご案内かたがた、

社務所によるfacebookでの投稿を転載。

ご報告とともに御礼を申し上げます。 

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「阿蘇神社」公式HP

http://asojinja.or.jp/

「阿蘇神社」公式YouTubeチャンネル

goo.gl/N6pcP8

「阿蘇神社」公式Facebook

https://www.facebook.com/asojinja/

(＊阿蘇神社は母方(阿蘇)の生家です)

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⑪ヨミも知らずに、贄川宿の案山子へ

秩父路に来たら奥秩父を訪ねなくては！と

気になっていた「かかしの里」贄川宿へ。

が、アンポンタン、「贄」の字が読めない。

さて 人っ子の姿がない。案山子に聞きゃ

オセーてくれるかな？と念じて里入りする。

昔、ナウマン博士や平賀源内、幸田露伴が

絶賛した地とかわら版にあり、後ずさり

しそうになったが、おいそれとは戻れぬ。

しかも田や畑の案山子でない、観光振興の

「かかしの里」へ なぜか来ちまったのだ。

今にも泣き出しそうな空の下、縁側のある

軒先という軒先で、昔ながらの案山子、

ならぬ人形がノスタル爺に語りかけてくる。

しばついた花眼がウルウルと潤んでいく。

一気に土砂降りとなって、やんぬるかな

道半ば、三峰口へズブ濡れで引き返したが、

道中、あっ“生け贄”の「にえ」でないか！

と気付く。「にえがわじゅく」忘れないよ。

 

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