2020/03/28

桜はそれでも咲く。2020年の桜特集から

“観測史上最速!”の開花を記録中の2020年春、
小生が関わった数少ない「桜」に関する
メディアを時節柄、2本だけご紹介いたします。

本日3月28日の日経新聞「プラス1」では、
“幻のテーマ「桜×鉄道」を再び”のタイトルで、
3.11東日本大震災で発行が幻となった特集を
改めて選出の上、1~10位を掲載しています。

雑誌『旅の手帖』4月号では「花咲く千年桜」を
巻頭グラビアで特集。時を超えて佇む桜美を
選りすぐって紹介しています。トビラ見開き写真の
福島県「三春滝桜」は小生撮影によるものです。

お手にとってご覧いただけたらと思います。



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2020/03/18

消滅した時間、ゴーストタウン・浜通り

雨音と自分の足音しか聞こえない開業日から一夜、
“復興シンボル軸”なるノボリに目を射られ、
抜けるような青空が広がる地を復習のように歩く。

朽ちた店舗と野ざらし自販機だらけで、喉はカラカラ。
そう、避難指示解除は駅と周辺のごく一部のみで、
「帰還困難地域」は手つかずの状態のままという有様。
物々しい警備員とパトカーだけが目立ち、職質寸前。

時に「消滅した時間」は、私淑した奈良原一高氏の
代表作品(英名「Where Time Has Varnished」)
の仮借で、文脈は異にするが、あの3.11来、文字通り
"止まったままの時間"が浜通りの地を覆っている。

居住区域の避難指示解除は2022~23年まで待たねば
ならず、それも「帰還困難地域」の8%に過ぎない。
鉄道が復旧しても、およそ帰還に結びつかない現実。

住民らの有限の人生と避難解除までの乖離した時間に、
幾許でも想いを馳せる時が私たちにあるだろうか。

ピッカピカの駅舎に早咲きの桜がソロで咲く。
東京オリンピックは遠い世界のコトにしか思えない。





















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2020/03/16

高輪玄関口駅より、常磐線の3駅だ!9年ぶり開業

54,000人!も集めた東京のヘンテコ名の新駅をよそに、
3月14日、常磐線がそっと9年ぶりに全線開業した。
町民の期待を集める双葉郡の夜ノ森、大野、双葉の3駅。

鉄分は薄めで新駅開業に見参する趣味も無い輩だが、
浜通りならば別、前日の代行バス見送りとセットで往来。
コロナ渦で縮小されたとはいえ、凍える寒さの中で
型通りのセレモニーと列車を出迎えする小旗が振られた。

全駅が終日無人駅。加えてホームにはベンチも待合室も、
自販機もない。後日に整備!と思わせるフシもない。
真冬と真夏に利用客はガマンを強いられるのだろうか。

外へ出れば、駅アクセスのみが許可されたばかりの周辺は
すべてが「帰還困難地域」で時間も止まったままだ。
復興が加速する!と国は胸を張るが、豪華な特急を走らせ
復興五輪を世界アピールするために開業!としか思えぬ。






















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2020/03/15

さようなら、JR常磐線「代行バス」富岡ー浪江

青春18きっぷを握りしめ福島・浜通りに駆けつける。

3.11来、沿岸一帯で数多の代行バスを利用してきた身、
JR常磐線の復旧で役割を終える竜田ー原ノ町間を
5年余り運行した「浜通り交通」の最終日に立ち合った。

公共の足として数年間お世話になった地域のバスは、
乗務員のアナウンスまで心こもったサービスで
別れを惜しむ満席の乗客から期せずして拍手の嵐。

事前下調べをせぬ、ぶっつけの現地入りだったが、
町民らによる手づくりのイベントをはじめ、
思いがけぬシーンの連続に携帯レンズがウルウル。
気づいたら富岡ー浪江を単純2往復していた。

国道6号線に広がる「帰還困難区域」の光景は、
数年前と何ら変わらぬ。置き去りにされた被災地で、
代行を負ったバスに灯がともった日を忘れ得ない。





















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2020/03/11

TVで聴く・観る3.11の言葉と絵

9年間、目に焼き付いた沿岸の光景がある。

「3月11日という日がなければいい…」
「3月という月がなければいい…」
9年目の命日、初めて現地に足を運べない中、
TV画面を もどかしくザッピングして、
いちばん耳に響いたご婦人による言葉だ。

「まだ9年!しか経っていない」
「もう9年!も経ってしまった」
海を撃つような眼差しを瞬かせながら、
歳月を奪われた男がボソッと呟く。

そして、「テイラー文庫*」で知られる
犠牲になった英語指導助手・テイラーさんが
生徒たちの中でずっと生き続ける映像。
日米を行き来する交流のプログラムが続く。

東北は やさしい。
東北は あったかい。
東北は つよい。

◎掲出の画像:2011~2020 東北 (ランダム)

















































*「テイラー・アンダーソン記念基金」
「Taylor Anderson Memorial Fund
http://tamf.jp
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2020/01/16

熊本地震・本震から3年9ヶ月=ご支援ありがとうございます

2016年4月16日の熊本地震・本震から3年9ヶ月、
「阿蘇神社」への支援に感謝を申し上げるとともに、
復旧の現状をご報告かたがた、社務所による
fbでの投稿を転載、お目汚しいただければ幸いです。



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「阿蘇神社」公式HP
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(*阿蘇神社は母方(阿蘇)の生家です)
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2020/01/06

小本の一本松、すっくと気高く

たまさか触れた新聞記事に触発され現地を訪ねる。
なぜか私にはよくあって、この日もそうだった。
「岩手日報」地域面で目に留まった「小本の一本松」。

日本三大鍾乳洞の「龍泉洞」で知られる岩泉町の
沿岸・小本地区に、すっくと立つ1本のクロマツは、
あの陸前高田の「奇跡の一本松」が有名ならば、
同じ津波から生き延びながらも無名というほかない。

シンブンガミとにらめっこ、バス停からトボトボと
無鉄砲に行きつ戻りつして、ようやく辿り着く。
滞留の小1時間、人っ子ひとりいない、ひとり観光。
軽トラに声かけるも走り去っていく。犬が吠える。

記事に目を落とせば、気高くけなげな姿の周囲に、
有志が数千本の苗木を植樹とある。防潮林として再生
する日を地域民はどんなに願っていることだろうか。

帰りの代行バスはもうない。とっぷり日が暮れて、
接続する三鉄田老駅は闇の中。画像⑤は日中の1点。





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