2022/05/05

記憶は消えても記録は生きる。メモランダム・車窓の桜

私の桜行脚のアシは、列車、電車、

バス、船などの公共交通機関である。

重用する「青春18きっぷ」のほか、

この1~2年は「大人の休日パス」の

臨時バージョンにもお世話になる。


桜ハンティングに限らないのだが、

時間とルートに制約ある移動の中で

列車などの車窓から思いがけず

ヌッと出くわしたりする桜もあって、

そんな折の悦びは格別!と言おう。


鉄道でいえばローカル線、バスなら

路線バス利用となり運行頻度も少なく、

そんな桜へ戻っての撮影は難しい。

よって撮影は翌年に持ち越しされるか、

忘却の彼方へ追いやられたりする。


そんな、一瞬のすれ違いの桜って、

この人間世界と同じように少なくなく、

記憶だのみで、ま、記録とは縁遠い。

今まで放置してきた反省を込めて、

メモランダム的に記録に留めてみる。

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【 ↓画像・掲出順】


(関西本線・笠置)

(関西本線・笠置~大河原)

(関西本線・佐那具)

(草津線・甲南~寺庄)

(只見線・会津柳津)

(只見線・会津宮下~早戸)

(常磐線・大野)

(三陸鉄道・平田~唐仁)

(三陸鉄道・甫嶺~恋し浜)

(津軽鉄道・芦野公園)




































































2022/05/03

ネックレスロードとMay I help you? 岩木山麓

別名・津軽富士と呼ばれる岩木山の麓に

オオヤマザクラの世界一長い桜並木が

30kmにわたりエンドレスのように続く。

桜の“ネックレスロード”とは何と洒脱な

ネーミングよ!桜好きでネックレスの

似合う素敵なレディが名づけた!んだね。


岩木山どころか、山と名付くヤマは、

江戸の飛鳥山と箱根山ぐらししか、

登ったことなんかありゃしない輩が、

一礼して山を見上げたのも、そう!

この桜の“ネックレスロード”のせいだ。


なんてはしゃいでいたら、10年ほど前、

ヌッと出くわしたMay I help you?”と

描かれたコンテナ風の物件が桜の下に!

桜春の白昼夢、再び!モグモグしながら

“Hi there !”なんて近づくと、紛れもなく

同じシロモノ、無人のヌケガラである。


後日、正体を知りたく岩木山観光協会に

電話で尋ねる。曰く「ネックレスロードの

景観上クレームが多く撤去したいが、

個人所有なので、おいそれと出来ない」


@津軽のロードサイド、摩訶不思議な

アート・インスタレーション!でないか。

ネックレスロード景観?ダイナミックに

より魅力的にしているのに。続け百年! 















































































2022/05/01

村桜の馥郁たる色香。中津軽・西目屋村

1,718市町村、183の村からなる日本列島。

この30年の列島桜行脚で市・町・村を

意識することなく桜花を撮ってきたが、

近ごろは年々、“村の桜”に惹かれている。


青森県中津軽郡西目屋村。人口1,200余の

郡内唯一の自治体。10数年前だったか、

路線バスに揺られて村内を流浪しながら

撮った桜を最近になって見返そうとするも、

すべてフィルム撮影でポジが行方不明?


バス路線も縮小のご時世、西目屋村へ

再訪のたっての願いがジモティー女史の

ドライブで叶えられた。目当てだった

ダム湖周辺の桜は伐採?不発であったが、

村ならではの自生する"ヤマザクラ"の

馥郁たる色香に魅せられ陶酔のひととき。


桜花の下、二宮金次郎像にも迎えられて

西目屋小学校の佇まいにエリを糺す。

全児童数71名・全教員数15名 (HPより)


そういえば、日本人って、国を愛する

ほどに日本列島を愛しているのだろうか。




























































































2022/04/28

造花はお好きですか?弘前公園 ③

造花といえば、反射的にパチンコ屋の店先が 

長らく私の脳内イメージの定位置だった。

昭和の時代から否応なくある風物誌である。


時代が変わったのか、私が変わったのか、

自問自答してみる。が、時代は変われども、

私は変わりようがないから愚問であって、

どうも桜の弘前の仕業とひとり睨んでいる。


花散れど、弘前にはとびきりの造花がある!

とばかり、公園の桜が散ろうが散るまいが、

とまれ現地に走る。年々歳々、そこかしこで

ヌッと出くわす造花に惹かれるのはなぜか。


それも、リアルと見紛うアーティスティック、

お洒落なシダレザクラなどでは断じてない。

いかにも造花!と一目で分かる造花がよくて、

ひねもす一日の桜撮りを終えても、夜街を

徘徊して桜に再会するヨロコビも倍増させる。


長引くコロナ禍、随一の歓楽街・鍛治町も

いささか静か過ぎて、およそ心配するのだが、

造花は心配無用。 花マルの“かくみ小路”は、

ロゴ意匠の回る映像もあって造花銀座である。


翌日の白昼、前夜の造花どころをスタコラ

歩くヨロコビもまた格別。贅沢を言えるなら、

チンドン屋が練り歩く…桜に見る夢である。





















































































































































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*ピート小林@造花撮影中

   (Photo by 中野正貴)