2021/10/25

⑥古代米と案山子、クラシックだなあ

田んぼの案山子らを採集して21年目、

世に言うササニシキ・コシヒカリから

青天の霹靂まで出合ってきた(はず)。


が、やんぬるかな、麦飯と握り飯が

大のご馳走だったクチには、麦と米の

違いぐらいしか、とんと分からない。


そんな負い目を引きずってきたが、

黒い稲穂に遭遇、白濁した目ン玉も

驚いて案山子の前で立ち尽くした。


天の声でグーグル・センセにレンズを

向けると、何と「古代米」と宣う。

調子に乗って、さらに尋ねてみると、

ここ武藏国はいわゆる産地らしい。


案山子たちは神代の昔から知っている

のだ。念願の“へのへのもへじ”には

出会えずとも、思い思いのトラッドな

イデタチの数体が、古代米の田で

秋の陽をたっぷり浴びて輝いていた。



























































































































































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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年) 

全国の案山子、161体が載っています


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「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」

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