2021年秋、にわかに出現。我が眼を
射った案山子(鳥獣除けのシロモノ)は、
人工の目ン玉も驚いた飛翔物体だ。
鳥に模した凧やドローンではなかろう。
鳥に疎い輩でも、コウモリでもなく、
カラスやトンビでもないことは分かる。
もしやタカ(鷹)かワシ(鷲)だろうか?
令和のUFO?未確認飛行物体かしらん?
そんなビッグバード?大群が飛び交う、
八ヶ岳山麓の田んぼへUターンする。
降り立ったのは松原湖なる無人駅だ。
近くの畑で作業する方に尋ねてみると、
「鳥が恐れて寄りつかない」と仰る。
反射テープ、目玉風船、爆音装置……
進化する"鳥脅し"の仕掛けを一掃する
決定版の襲来?あの“へのへのもへじ”
案山子さえ追い払われ一体だにいない。
*試みに、米どころ越後に本社がある
HCのサイトは「鳥追いカイト鷹」なる
名を付けてベラボーな高値でズラリ。
人の身代わりとなり田を護る案山子は、
古着etcを再利用してつくるものでなく、
カネで買う高額モノになってきている。
ふと『じゅうぶん豊かで貧しい社会』
の翻訳本が世に出て、時代の行く末に
警鐘が鳴らされて...何年になろうか。
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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年)
全国の案山子、161体が載っています
★もっと見る!☞ https://bit.ly/3FpFstS
「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」
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