2021/10/10

④友に会えない。案山子に会おう。信州・姨捨

時の疫病を恐れてか?案山子たちも巣ごもり、

という時世にも、名勝・姥捨の棚田では、

天日干しの稲掛けの傍らで案山子たちが

首を長くして友の到来を待っていてくれた。


そう、友に会えぬなら案山子に会いに行く。

マスク無用。ノー・ソーシャルディスタンス。

やあ、久しぶり、元気かい!?と耳元で

囁いて、安寧を確かめ会えたヨロコビに浸る。


気が合う案山子とは、稲木を赤提灯代わりに

地酒を酌み交わし、常食の握り飯をアテに

新米の作柄・シャバの世相やらを夜明けまで

語り合っていたい ――「姨捨」に見る夢。










































































































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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年

全国の案山子、161体が載っています

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*「信州千曲観光局」

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TEL 026-261-0300

「姨捨の棚田」の稲刈りなどが見られます

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