2021/10/05

③甲斐路のガードマン VS. 高原路のよろめき…案山子

気候変動で季節がさらに前倒しになり、

早生どころか中生の稲作の収穫も早まって

秋の風物詩・稲刈りも晩夏~初秋に

シフト!たわわに実る稲の姿はいずこに?


甲斐の国。ぶどう狩りならぬ案山子狩りは、

車窓から四方八方へのキョロキョロのみ。

“犬の卒倒”(ワンパターン)の暗中模索である。


笹子トンネル隧道の手前、案山子チックな

護衛兵が遠く覗ける。すわっ、甲斐大和から

戻るや、抜き足・差し足・忍び足で畑に。

家人の姿は窺えず、黙礼して地を後にする。

空きっ腹への褒美はイメージ上の笹団子。


(画像①②③)

________________________________________


高原列車の名で人気のローカル鉄道・小海線。

“日本で一番海から遠い駅”としてスポット

を浴びる「海瀬」からほど近い畑に、夏倒れ

寸前の姿でよろめき立つ案山子がいてる!


列車交換時の上り・下りの乗り換えは、ま、

お手のものだが、実行すると帰路を失い野宿と

なる身、車窓からシャッターを押し続けた。


どうやら屹立する案山子よりも、よろめき

朽ち倒れる前の一体が放つオーラに感じ入る。

もしや「りかからず」で知られる女流詩人・

茨木のり子の感化が案山子的な身上にある?


(画像④⑤⑥)


*アーカイブ:2014年6月「茨木のり子展」@世田谷文学館

http://petekobayashi.blogspot.com/2014/06/blog-post_23.html

http://petekobayashi.blogspot.com/2014/06/blog-post_9.html




 



































__________________________________________________



































....................................................................................................





























『カカシバイブル』(東京書籍・2009年)  

全国の案山子、161体が載っています


★もっと見る!☞ https://bit.ly/3FpFstS

「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」

__________________________________

フェイスブックでも投稿しています

https://www.facebook.com/petekobayashi

0 件のコメント: