桜の小学校に出合うと、うなじに微風を感じ胸キュンである。
山あいの村、飛び地で蛍雪の学舎・分校なら、随喜の泪。
カメラとシャッターが欠伸するほど“肉眼”がいななき続ける。
陸前高田の矢作小学校。夜行バス2本とBRTバス大船渡線を
乗り継いで陸前矢作を訪ねる。ソメイは半散りだったが、
久々の学舎と桜。わずかな持ちタイムをめいっぱい使った。
(写真①~③)
「奇跡の一本松」で全国に知られる陸前高田へは3.11来、
毎度あくせくする日帰り路。分け入って桜花を撮る
のを目的とする今回は、まんず、野宿するかネグラが必須。
長くSNSで親しんできた「桜ライン311」(桜の植樹を始め、
津波の記憶を伝える啓蒙活動で知られる篤志団体)のご案内で、
辛くも徒歩圏内で唯一といえる素泊まり湯宿*を得る僥倖。
((「桜ライン311」☞ https://www.sakura-line311.org))
((「桜ライン311」☞ https://www.sakura-line311.org))
他掲出写真は、宿とBRT駅の間を行ったり来たりする間に
収めた寸景で、津波でほとんどを流失した陸前高田市の中で、
すんでのところで免れた旧陸前国気仙郡の在所がある。
春夏秋冬に通っている陸前高田でも、桜の時季はお初。
方向感覚は人一倍あるも、左・右のアテもない未踏の地で、
よきリハーサルというかロケハンをさせていただいた。
若葉マークならぬ桜マークを土産に、来春の桜探訪を
指折りの楽しみに、人っ気も無き早朝のBRTに飛び乗った。
*矢作温泉元湯「鈴木旅館」(写真⑨⑩)
BRT陸前矢作駅より徒歩約30分
陸前高田市矢作町明神前36-2
陸前高田市矢作町明神前36-2
TEL 0192-54-2738
素泊まり・2,300円より
◎陸前高田観光案内所
Tel 0192-54-5011
公式サイト「高田旅ナビ」
https://takanavi.org
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