2019/04/16

2日ががりのフジヤマ&忠霊塔の桜と李 良枝 碑

“Sakura”シーズン真っ盛り。終日大入り満席、2日かけて
やっと乗れた「バスタ新宿―富士河口湖」高速バスは、
聞きしに勝る“Mt. Fuji”人気!私以外すべて訪日客だった。

新倉山浅間公園(Arakurayama Sengen Park)中腹にある
「忠霊塔」(Chureito Pagoda)への398段もある階段は、
あらゆる言葉が飛び交い、見晴し展望台はイモを洗うよう。

目が合った欧州からのカップルは「東京の人混みよりマシ」
豪州のハイカーは混雑意に介さずワンダフル!を連発する。
お国が一目で分かる無数のPushpinが留まる世界地図と
英字入り図が「Fuji/Sakura/Pagoda」3セット人気を物語る。

富士吉田→富士山駅になる遙か前、イソイソと田畑を越えて
塔の桜を訪ねた頃から隔世の感。ここは何処?私は誰?と
一瞬、狐につままれた?ような時をハッと我に返らせたのは、
ご当地出身の芥川賞作家・李 良枝(イ・ヤンジ)の文学碑。

夭折の前後、代表作「由熙・ナビ・タリョン」を読み耽って、
韓国語を囓り習って、ソウル、光州、木浦、大邱、釜山を
さしてアテなく行き来した放蕩の刻が体内に立ち昇ってくる。

メランコリー、否、デジャブ?な気分に包まれ下吉田駅から
桜の山を仰げば、世界一「鎮海」の桜(35万本!)が瞼を焦がす。
桜写真群はタンボール底に眠り…さて開花する日は来るのか。























































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