ふと目を遣ると、名楼ホテルに続く庭園の
芳醇で優美なシダレザクラたちが、
「私を撮って撮って!」と手招きしている。
いそいそとフロントで撮影の承諾を頂き、
山肌の斜面に設えられた庭園を行きつ戻りつ、
夢中でシャッターを切った初対面の日。
あれからどれだけの年月が流れたのだろう。
天空がナイトブルーにみるみる染まる、
ほんの数分だっただろうか、急流を直下に
一点集中の撮影を了。お話を伺えば、
3.11東北の震災時には、数ヶ月のあいだ、
ホテルを休業、被災者を受け入れたという。
山あいの湯瀬渓谷に誉むべき「舘と庭園」。
艶麗な姿と化したシダレザクラ群は、
さながら、流浪のさくら股旅人への
天からの憐れみの贈り物だろうか。感謝。
*後年、知ったのだが、友人夫妻が
この舘で華燭の典を挙げている。
久々にいいスーベニア話が出来そうだ。
4/30撮影
(備忘録として、後日に上げています)
↓ 翌朝のシダレザクラ景と名ホテルの回廊
「湯瀬ホテル」
http://yuzehotel.jp/index.html
0186-33-2311
〒018-5141秋田県鹿角市八幡平字湯瀬湯端43
JR花輪線・湯瀬温泉駅から歩5分
*庭園の桜の見ごろ:
4月下旬~5月上旬
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