2018/04/14

清春よ、お前もかー「清春芸術村」のいま

(備忘録・その三)

旧・清春小学校の跡地に生まれて、
ファンも多い「清春芸術村」を再訪。

中央本線・長坂駅から、つづら折りの
峠をハアハアと越えていく。クマならぬ
見かける人間はクルマのガラス越しのみ。
富士山ナンバーや湘南ナンバーである。

機材と三脚で両肩がみるみる落ちるころ、
ヌッとソメイヨシノの大群が現れる。
ゲートに歩めば、入場に1,500円徴収!
言われ、のけぞって放棄。退散である。

「駐車代は無料!にしますから」の声が
カラダに追い打ちをかけるように響く。

小学校庭が芸術村に化けただけなのに、
何でも昨年から有料化を推進したという。
係員に睨まれながら、バリケード柵の
外からつま先立ちして少しだけ撮った。

身も心もフリーに夕暮れまで没頭した
清い春は、もう戻らない。(2018.4.8)











そんな心情では、写真なんて撮れるはずもない。

*歓迎してくれたのは、清春の敷地外、
観賞無料の名も無きヤマザクラだった。


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