言われるのに、2018年は尋常ない韋駄天ぶり。
毎春、追っかけに多用する「青春18きっぷ」
の期限・4月10日を終え、備忘録として印す。
列島の平野部を咲き急いだ3月を終わって、
4月2日、一路、九州・熊本路へ。途中、
センバツ準決勝観戦の道草しての道程である。
例年、センバツが終わる4月上旬に咲き誇る
甲子園の桜は何とすでに散りかけている。
熊本入りすれば、市内は予感どおりの葉桜。
さすれば、「一心行の大桜」を訪ねよう。
2年前の熊本地震で道路・鉄道は分断、
テクシーとバスの掛け合わせで10年振りだ。
道中、「熊本より十里」と彫られた石碑に
ヌウと出合って、草臥れた足も軽くなる。
仰ぎ見れば、雄大な阿蘇連峰を借景に、
根回り7m、枝の差し渡し26m、高さ14m、
樹齢約420年とされるヤマザクラは、
すでに満開(4/1)から3日、3分散りだった。
女性グループは嬉々として黄色い声を上げるが、
初めて稀に見る大桜に対面、全方位から
撮りまくったかつての感慨には、ほど遠い。
(*今は昔・15年ほど前に撮影したカット)
「にっぽんお宝桜撮影行」(下段に画像)に収録。
のどかな南阿蘇村の風景が広がる中で、
甚大な台風被害にも耐え、扇型に広がる大桜。
「一心行」の桜は商魂丸出しで観光地化した
公園に、どことなく肩身が狭そうに佇んでいた。
(以下、2018年4月4日撮影)
出合った「南阿蘇鉄道」(部分開通中)の
トロッコ列車と桜の画像も付けておこう。
*『にっぽんお宝桜撮影行』(枻文庫)
____________________________________
フェイスブックでも投稿しています(抄)
www.facebook.com/petekobayashi
0 件のコメント:
コメントを投稿