2013/07/14

甲子園グラフィティー②横浜6-4早稲田実(1980年8月22日)

写真のバッターボックスの選手を覚えていたら、
かなりの甲子園通か、ミーハーのどちらかに違いない。

国立高校が初日に散った80年の第62回大会は、
史上初の"京浜決戦"などど言われて
横浜と早稲田実が雌雄を決した決勝戦で幕を閉じたが、
両チームの背番号1のエースをお目当てに
女性ファンが甲子園にドッと押し掛けた年でもある。

"フィーバー"が早実の荒木大輔投手(1年)への形容だとすれば、
横浜の愛甲猛投手(3年)へのそれは"アイドル"だった。

写真はいずれも愛甲投手のものだが、
打席での写真は、決勝戦のものにあらず、
二回戦の江戸川学園戦(9-0)でのヒトコマである。
(決勝戦でのネット裏席は限りなく不可能)

エースで3番打者。振り切ったバットの音まで
聴こえるような打席のもいいが、
ウエイティング・サークルに佇む写真が、
愛甲選手の無心な姿を顕わしていると思っている。

2点セットの写真は、開会式の朝。
球場外でファンが選手と交われるわずかな時間。

遠い夏の日の、陽炎のような、甲子園である。







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