2013/07/20

甲子園グラフィティー⑧甲子園まであと365日


もし高校野球が甲子園のためにだけあるとすれば、
地区大会で敗れ去ったチームには、
名門や新顔もなければ、ヒーローも怪物もない。

あの甘酸っぱい「青春」という言葉だって、
きっと死語どころか、とっくに葬られているはずだ。

彼ら敗者たちは背番号も校名もない
白いユニフォームで、ひたすら来年の夏をめざす。

全国高校野球選手権大会地区大会、
平たく言えば"甲子園予選"がはじまった日から、
明暗が左右に分かれることを意味する。

地区大会も中盤に入って、明暗の度合いはいや増して、
念願叶わなかった者たちの姿を不可視できない。

地区大会で敗れた翌日から、彼らはすでに
新チームを結成して、練習をはじめているのだ。

(写真は1970年代、西東京大会のひとコマより)

























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