【きょう元旦夕刻に起きた能登半島*地震、
沈痛の極みで、投稿を中断しようと迷い
ましたが......続行することに致しました。
罹災者には謹んでお見舞い申し上げます】
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北九州建築巡礼コース、図書館(ツイン)と
文学館のお次は、 北九州市立美術館である。
さてはて、"小倉お上りさん"には現地への
道のりが最大のネックだ。道々で目の合った
方々に尋ねるも、我が風体が災い?してか
“さあ~”の連発。やんぬるかな、再び起点の
バスターミナルに戻って...スパゲッティの
ように入り組んだ路線図と“にらめっこ*”して
やって来るバスの運転手にまで直接訪ねる。
(*贔屓の大相撲・福岡県の力士に準えれば、
魁皇の“仕切り”以上!と言えばいいかなあ)
(中略)
目当ての路線バスに揺られること小一時間。
“丘の上の双眼鏡”の愛称で親しまれる美術館は
磯崎新建築の初期代表作。1974(昭和49)年、
西日本での公共美術館の先駆けとして誕生した
と知るが、斬新さは半世紀後の現代の建築と
示されても、疑う余地なく永久性に感じ入る。
ファサードから正方形の格子が水平に張り出し、
左右に伸びるデザインは、圧倒的な存在感。
丘の斜面にフラフラ立つ!お上りさんの目を
射って止まない。小春日和、芝生に寝そべって、
ダサい我が遠近両用眼鏡を外したりしつゝ、
“丘の上の双眼鏡”と会話をしていると...おや、
四季桜が可憐な花をポツポツと咲かせている!
流浪人ながら、沖縄・九州〜北海道の離島まで
列島の津々浦々まで桜前線を追う、人呼んで
“さくらストーカー”。そんな輩にサプライズの
ご褒美かも。ブラボー!北九州ミュージアム。
((このミニ・ルポは2022年12月28日に
逝去された磯崎新氏の1周忌にあたって、
追悼の念で綴らせていただくものです))
*能登半島へは、90'年代〜から桜撮影で
足繁く通っている。七尾、穴水、輪島を
「のと鉄道」が結んでいた時代であった。
2024年..能登に幸あらんことを願うのみ。
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(December 10, 2023)
北九州市立美術館
(北九州市戸畑区)
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