2023/09/27

案山子だって「類は友を呼ぶ」のだ

人間がそうであるように、案山子にも

集合癖がある!と、かねてから思っている。

なぜって、案山子が棲息するところって、

きっと居心地のいい環境!のはずだからだ。


“案山子銀座”とでも呼びたくなる小海線。

海尻(Umijiri)という沿線でも小さな無人駅

からほど近く、トタン納屋のような処に

2体の案山子がもたれかかって休息している。


陽は西に傾きかけて、本日のお役ご免!

なのであろうか。こうした休息する案山子に

存外に惹かれるのは、友人のような営みを

覚えて人間らしさが横溢しているからだ。


あたり一面に咲き乱れているコスモスが

子守歌のごとく、さぞ気持ちいいに違いない。

なにせ案山子ってヒト科の一種だから、ね。



















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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年) 

全国の案山子、161体ほどが載っています


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