人間がそうであるように、案山子にも
集合癖がある!と、かねてから思っている。
なぜって、案山子が棲息するところって、
きっと居心地のいい環境!のはずだからだ。
“案山子銀座”とでも呼びたくなる小海線。
海尻(Umijiri)という沿線でも小さな無人駅
からほど近く、トタン納屋のような処に
2体の案山子がもたれかかって休息している。
陽は西に傾きかけて、本日のお役ご免!
なのであろうか。こうした休息する案山子に
存外に惹かれるのは、友人のような営みを
覚えて人間らしさが横溢しているからだ。
あたり一面に咲き乱れているコスモスが
子守歌のごとく、さぞ気持ちいいに違いない。
なにせ案山子ってヒト科の一種だから、ね。
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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年)
全国の案山子、161体ほどが載っています
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