龍岡城を後にして、小海線を西進するや、
車窓越しにエキセントリックな風貌の
案山子的物体に一瞬、目が釘付けになる。
意表をつかれ小海駅で下車。逆方向に
一駅だけ戻っての隣の馬流(Managashi)へ。
道中、流行りの鷹のような案山子モドキを
見遣って、イソイソと歩くこと半時間。
幸いに持ち主である農家の方がいらして、
田んぼの傍らでお茶を飲んでいらっしゃる。
お話を伺えば、なんと五月人形の兜を
利用したのデス、と仰る。お見事な知恵。
シカとイノシシが出没するという一帯、
ユニークで見たこともないオリジナルな
五月人形・案山子。きっと鳥獣たちを
煙に巻いて追い払ってくれているのだろう。
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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年)
全国の案山子、161体ほどが載っています
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