2023/10/17

夏の残照、その弐:外房・御宿

【その弐:御宿】


御宿といえば、海女と童謡「月の沙漠」で

その名を知られるが、学生の頃合いに、

仲間と民家を借りて過ごした夏を思い出す。


かの地を再訪したくなってイソイソと

内房線に乗り込み、記憶をまさぐっている

うちに懐かしの御宿だ。あの夏の日々の

よすがは望むべくもないが、海辺への途の

そこかしこに記憶をまさぐるものがあり、

心なしか、そう足どりがスキップしている。


“Amigo Onjuku”サボテン看板の向こうに

カーテンを開いたようにパッと広がる海辺。

ン10年前と変わらぬ白い弓状のビーチが

視界オーバーでどこまでも。目を射るのは、

カラフルな6色の文字。その名もズバリ、

“ONJUKU”と印されたインスタレーション!


“インスタ”映え狙いで設置したのだろう(w)、

“Welcome to Onjuku”としないところが、

潔くていい。ふと御宿の矜持に感じ入った。

絶妙の高さのステージ上のロゴオブジェは

“ザ・フォトジェニック御宿”と呼びたく、

不意にモニュメントに遭遇したオドロキは

御宿詣のハイライトであり、ご褒美かも?


帰路、ふと目に留まった川沿いの一輪桜は、

十月桜だろうか。紫色のアサガオといい、

外房の小さな町からの特別お土産になった。


ブラボー、アミーゴ! Onjuku!













































































































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