【その弐:御宿】
御宿といえば、海女と童謡「月の沙漠」で
その名を知られるが、学生の頃合いに、
仲間と民家を借りて過ごした夏を思い出す。
かの地を再訪したくなってイソイソと
内房線に乗り込み、記憶をまさぐっている
うちに懐かしの御宿だ。あの夏の日々の
よすがは望むべくもないが、海辺への途の
そこかしこに記憶をまさぐるものがあり、
心なしか、そう足どりがスキップしている。
“Amigo Onjuku”サボテン看板の向こうに
カーテンを開いたようにパッと広がる海辺。
ン10年前と変わらぬ白い弓状のビーチが
視界オーバーでどこまでも。目を射るのは、
カラフルな6色の文字。その名もズバリ、
“ONJUKU”と印されたインスタレーション!
“インスタ”映え狙いで設置したのだろう(w)、
“Welcome to Onjuku”としないところが、
潔くていい。ふと御宿の矜持に感じ入った。
絶妙の高さのステージ上のロゴオブジェは
“ザ・フォトジェニック御宿”と呼びたく、
不意にモニュメントに遭遇したオドロキは
御宿詣のハイライトであり、ご褒美かも?
帰路、ふと目に留まった川沿いの一輪桜は、
十月桜だろうか。紫色のアサガオといい、
外房の小さな町からの特別お土産になった。
ブラボー、アミーゴ! Onjuku!
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