2023/01/24

②浪江に春が来る日は、いつだろうか?

2015年から代行バスの終結点だった浪江。

2020年に待望久しい常磐線が全線開通。

長らくお世話になった代行バスを見納めて、

早くも3年の時を近く刻もうとしている。


常磐線・浪江駅。乗客は一向に増えず、

無人駅と化して3年が流れようとしている。

駅前の無人の景色はずっと変わらない。


駅前ひろばの向こう側、浪江が生んだ

作曲家・佐々木俊一の譜碑に立って

定番ソング♪高原の駅よさようなら♪に

耳を澄ませる。私の儀式も変わらない。


駅前の閉鎖中のクラブビルも変わらない。

資材が置かれたままなのも変わっていない。

わずか、在ったはずの家屋が解体され、

門扉だけが残っているのが寂寥をそそる。


○震災前の人口が2万人超だった浪江町。

避難先から帰還した人は2,000人弱という。


浪江に春が来る日は、いつだろうか?










































































□上野―浪江(常磐線利用)

(普通)約5時間30分

(特急)約3時間15分

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