列島の田んぼや畑に案山子がいなけりゃ、
ゲージツだろうが会いに行くしかない。
ウトウトとイソイソと始発で向かったのは、
「越後妻有 アート トリエンナーレ」。
そう、知る人ぞ知る「大地の芸術祭」だ。
在来線を乗り継いで越後湯沢から乗合バスに
揺られること数十分。東田尻なるバス停
裏っ原の茫々とした畑に案山子がいるいる!
案山子というより、スケアクロウの案配。
てんでのイデタチというより鹿の子模様なる
ワンパターンの板棒による案山子たちが
点、点と方々に点在しているではないか!
表・裏なぞまるでお構いなしなのがご愛嬌。
いったいに畑の案山子は、スズメならぬ
鹿・サル・猪・ハクビシンなどの獣たちを
威嚇して追い払うものだが、このテリトリー
では獣の匂いさえ嗅ぐことなぞは出来ず。
さぞかし効果アリ!と見たり、てなことは、
アート作品に決して言うまじ、言うまじ。
撮影:30分。往路:7.5時間/復路:8時間。
前日の上州・中之条~上野原草津口~万座
鹿沢口への遠征は100%オケラだっただけに、
アートだろうと案山子をゲットできた幸。
道中、バス車窓に一瞬見えた稲穂の畝る美。
天下の穀倉地帯・越後の余裕の姿か否か。
大地の芸術祭
「越後妻有アートトリエンナーレ」
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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年)
全国の案山子、161体ほどが載っています
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