冷雨に祟られて...長浜城と長浜ラーメン

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ず～～っと前から気になりながら、

自らの約束を果たせないまま、ン十年。

余所者に北陸本線・長浜は飛び地の

ようで、かすめ遠望しただけの長浜城。

思い立って能登〜北陸→浪速の帰路、

冷雨そぼふる中、犬に吠えられ萎える

身に渇を入れ直し、かの豊臣秀吉が

築城したと後世に伝わる城に立ち寄る。

ご当地の豊公園は整備も行き届いて、

満開のソメイヨシがありったけの花を

咲かせて、いささか能登～北陸路で

やつれ気味の素浪人を歓迎してくれる。

石垣に近づくや、ほとんど閉門タイム。

イカン！どこそこの城公園と違い、

常時開放してオープンする平城などと

違うんだ！という小学生が学習する

ごとくベンキョーさせていただいた。

下調べのひとつもせず、もとより

スキマ時間を編み出しての突撃には、

こうした基本的ドジが付きまとう。

よ～し、空きっ腹に長浜ラーメンでも

流し込み再訪を誓うぞ！と威勢よく

飛び込んだ拉麺屋。女将が行きずりの

荒凡夫を慰めてくれる。ややあって…

「～～～同じ長浜でも博多の長浜とは

ちゃう！んですよ」…イカ～ン！！

オハコ？の地理まで破綻をきたすのか。

さ、さっさと浪速のマクラへ帰らん。

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