2013/11/20

マスターズ甲子園2013@甲子園②キャッチボール編

 大会のもうひとつの華は「甲子園キャッチボール」!

元選手、兄弟で参加できる「球友編」に38ペア、
親子で出場できる「親子編」に138ペア、
夫婦でキャッチボールできる「夫婦編」に30カップルが出場。
なんと最年少2歳から〜最年長77歳まで、合わせて、
32都道府県より計206ペアが出場という一大スペクタクルだった。

いずれも元高校硬式野球部関係者(OB、OB、監督、部長、
コーチ、マネージャー)という参加資格があって、
同じ球技でも野球部ならぬ庭球部に所属していた私なぞはアウト。
どんなに甲子園キャッチボールをしたいと思えど、
ただ羨望のまなざしでシャッターを切るほかなかった。

野球の原点であるキャッチボールを夢の舞台でする。
まさしく聖地・甲子園球場こそが、
「フィールド・オブ・ドリーム」である証明なのだ。

忘れられないのが、総勢765人!のボランティアの存在。
大会の運営と夢を支えるプレーヤーとして、
開・閉会の式典、審判員、会場マネジメントをはじめ、
ブラスバンド、選手インタビュー、ボールボーイ&ガールから、
大会の記録である撮影やキャッチボールの誘導まで、
裏方として汗を流したボランティアの方々がひときわ印象に残る。

★「マスターズ甲子園」の来秋の映画化に合わせて、
本大会での撮影もスタートしていたが、
12月21日(土)・22日(日)の甲子園球場での撮影において、
多くの観客エキストラを募集しています!
http://www.masterskoshien.com
http://www.asahi.com/articles/OSK201311080146.html?ref=reca

★『輝け甲子園の星』(日刊スポーツ出版社) 次号の小コラム
「ピート小林の高校野球グラフィティー」は、
「マスターズ甲子園」がテーマの予定です。(12月中旬発売)
http://ai.nikkansports.com/archives/03/




 






















































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2013/11/18

マスターズ甲子園2013@甲子園球場①

 「いくつになっても甲子園は甲子園だ」をスローガンに、
高校球児OBによる「マスターズ甲子園2013」が
11月16日・17日の2日間、小春日和の甲子園球場で催された。

10年前の第1回大会に次ぐ、参戦ならぬ観戦である。

ナイスバッティング!ドンマイ!の声がグラウンドに響く。
高校球児さながらのヘッドスライディングもあったり...
ブラスバンドもチアガール(なんとチビッ子も)も入るなど、
夏の甲子園に負けない応援が秋空にこだまする。
爽やかで微笑ましい、もうひとつの甲子園がここにあった。

出場16チーム、744人が選手がベンチ登録して
(うち女子マネージャーが13名)、18歳から82歳!の選手が
甲子園という夢を追った、あの時の気持ちに戻っていた。

もちろん、どう贔屓目に見ても草野球のレベル以上とは
思えにくいプレーも数多く見られたが、
折に行われるプロ野球のOBたちの顔見せプレーとは違う、
ハツラツとした意気は何者にも代え難いものだった。

そんな中、最終ゲームの優勝決定戦は、
東日本代表の木本高校(三重)が西日本代表の鹿児島実業を
5ー2で下して、初代高校OB日本一に輝く。

監督の優勝インタビューの言葉がいい。
「甲子園に出るのが夢だったのに、日本一なんて。何とも言えない」

準優勝の監督インタビューもいい。
「私も入場行進で緊張した。いくつになっても甲子園は
心の支えになる。聖地ですね」














★「マスターズ甲子園」が来秋、映画化される!
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2013/11/13

「言葉も食べている」偽装食品

ブルボン小林といえば、小説家・長嶋有の別ネームだが、
朝刊の寄稿「言葉も食べている」に引き込まれた。
(11/13付・朝日新聞本社版オピニオン面)

一連のメニュー偽装表示問題について、アイロニーたっぷりに、
欲や期待を抱く人間の滑稽さに切り込んだもので、
同時に「言葉を食べている」とする捉え方が鮮やかである。

衆目がメニュー偽装に集まっているが、ばってん、
ステラおばさんのクッキー、博多天神ラーメン、
世界の亀山モデル、魚沼産コシヒカリ、リッツカールトン...
といった銘柄建てそのものを遡上にあげている点が鋭い。

ま、生来、ひもじい思いから逃れられない私は、
口に入れるものといえば、割引のコッペパンやら、
スーパーの閉店セールでありつく売れ残り品。

もっといえば、田んぼの案山子が護ってくれるお米の
おむすび(現・おにぎり)さえあれば、365日、生きていける。
五尺九寸、二十貫の体躯を今も保てるのだ。

そう、食べものに貴賤があろうはずもなく、
お百姓さんの幸を、いただけるだけ感謝である。

高級料理といえば、月に一度ぐらい奮発して訪ねる、
「サイゼリア」でいただくものぐらいので、
所詮、今の食品偽装モンダイは、別天地のストーリー。

「レトワール風オードブル ホテル菜園の無農薬サラダを添えて」
・・・なんていう、舌を噛むようなメニューには、
とんと縁がなく、気障りもストレスも生じようがないのだ。

そう、都会って、すなわち虚飾なのだから。





















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2013/11/06

「輝け甲子園の星」11月号発売中

日本シリーズの余韻もまだ冷めやらぬ中、
夏の甲子園に想いを馳せてみるのも一興だろう。

特集は「ふるさとに帰った球児たち」。
豊富な写真とインタビューによる人気の企画です。

連載コラム「ピート小林の高校野球グラフィティー」では、
"白昼夢か、なつの甲子いく"と題して、
ちょっと珍しい写真とエッセイで甲子園の魅力を綴っています。

白秋から玄冬へ。そして雄飛の青春から燃える朱夏へ。
高校野球はシームレスで巡りゆく。

お近くの本屋さんで、ぜひお手にとってご覧ください。


























「輝け甲子園の星」(日刊スポーツ出版社)
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2013/11/04

3.11の悲しみから11.3の歓喜へ || 楽天 初優勝 @ Kスタ宮城

職業野球でない高校野球や甲子園と違って、
プロ野球は極力、テーマにしないようにしてきた。
特定チームとコアなファンが存在して、
飲み屋ネタで禁物!とされるのと同類である。

スポーツの記録は破られるためにある、ではないが、
自己に果たした掟を破る日がきてしまった。
「東北楽天ゴールデンイーグルス」の歴史的な初優勝。
もはや分別を超えて触れずにはいられない。

                                            
少年時代に熱狂した西鉄ライオンズ*のシリーズ3連覇とは、
時代は違えども、感激の意味合いは違えども、
鳥肌が立つようなコーフンを覚えて、不覚にも目が潤んだ。
1950年代〜あの「神様、仏様、稲尾様」と称された
伝説の投手・稲尾を超える24連勝を樹立した
田中将大投手の存在があってこその、胸騒ぎである。
          
          ★

土曜日の朝、気づけば、やっと得た高速バスの
キャンセル席切符(観戦チケットではない!)を握って、
「クリネックススタジアム宮城」に向かっていた。
3.11以来、足繁く通っている被災地といえど、
野球場に行くことになろうとは思いもせずだった。

ゲートからほど近く、楽天イーグルスのコスチュームに
身に包んでファンクラブへの入会を誘うレディ。
垣間にふと伺った被災体験からも、ホーム球場ならではの
真摯さと熱い気持ちに思わぬおもてなしをいただく。

          ★

◎第6戦、球場外のモニター前は、1万人超のファンで、
あふれ返り、どのモニター前もすし詰め状態。
豆つぶのようなテレビ画面は近老眼の身には酷で、
頼りの百均携帯ラジオはほとんど聴こえず、
漏れ聞こえる球場の歓声は、途中から悲鳴に変わった。

◎第7戦、隣接する陸上競技場で催行された
パブリック・ビューイングへの群衆の列に紛れ込む。
銀塩カメラが載ったハスキー三脚を担いで、
半ば観戦ファン、半ば報道メディアに扮して、
モニター画面を見遣りながら、雨中のトラックを周回、
歴史的な11.3のもう一つの光景を撮りまくった。

涙雨は、田中将大投手への惜別だろうか。
おそらく最後の勇姿となる渾身の全15球の間、
タナカ・コールが杜の都にこだました。
その1球ごとに、あの駒大苫小牧のエースとして、
斎藤佑樹の早実と決勝再試合を演じた
甲子園のマウンド上の姿が瞼によみがえる。

          ★

被災地・東北に希望と勇気を感動をもたらした、
楽天イーグルスの初リーグ制覇と日本シリーズ優勝。

野球という1スポーツを超えた社会的な現象として
メディアもこぞって報道した9日間は、
東京一極集中の片棒を担いできたそしりのある
野球の報道では、稀にみることと感じた。

プロ野球の勢力図は、カクジツに変わりつつある、
と言われたきたが、それを目の当たりにして、
決定的に肌で感じたのが、2013年の結末と言っていい。

それはまた、野球という国民的スポーツを媒介に、
この国を覆い続ける"中央集権"から脱する
最大の転換点であると同時に、滞る「復興」への
確たる"狼煙"として結実する最大のチャンスなのだ。
そうしてこそ、創設時は草野球かクラブチーム
揶揄されながらも、被災地と支え合った
楽天イーグルスの苦節の9年が浮かばれるのだ。

          ★

あの痛ましくて悲しい3.11から45日後、
Kスタ開幕戦でスピーチした嶋基宏捕手の言葉が浮かぶ。
「誰かのために闘う人間は強い」
「絶対に乗り越えましょう、今、この時を」
「絶対に見せましょう、東北の底力を」

その嶋選手は、昨夜、インタビューでこう答えた。
「3年かかってしまったが、これが長かったのか、
短かったのか分からないが、この日本一を
Kスタで見せられたのは最高でした...」

おそらく、「長かった」というのは約束を、
「短かった」はチーム力を指しているのだろう。
そして、目に見えないチカラが満を持して、
東北楽天イーグルスの上に働いた、と私には思えた。

球場前でファンクラブへの誘いをされたレディ、
そして同じ境遇の方々にひとり残らず、
渇望し続けた希望がたっぷりと注がれたことを願う。

          ★

この歓びを、永く東北の方々と分ち合いたい。

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*(遠いムカシですみません) 西鉄ライオンズの黄金時代、
高倉、豊田、中西、大下、関口、河野、仰木、和田、稲尾...。
空んじたベスト・メンバーは永遠に心に刻まれている。
































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