生まれつき、学も遊びゴコロもなき輩、
俳句だの川柳にはからきし縁が無かったが、
シンブンガミ*上の俳壇・川柳なるものに
トンボのようにふと目が留まるようになる。
と言えど、興が向いたらの“ていたらく”、
立冬超えて、案山子も寒がっているだろう!
と、ふと気に入った"詩歌"を炬燵のように
ポカポカ暖かい交流サイトに取り上げよう。
「捨案山子もう青空も見飽きたり」
(奈良市・田村英一様)
「どう見てもまなこの逸るる案山子かな」
(東京都・望月靖彦様)
「退役の案山子の肩の鴉かな」
東大阪市・宗本智之様
「十字架を背負ふイエスと案山子かな」
(大村市・小谷一夫様)
「この世から抜かれて軽くなる案山子」
(神奈川県・北村純一様)
( 朝日「俳壇」「川柳」より転載)
*付記:
“シンブンガミ”とは、“新聞紙”のヨミで、
すなわち“新聞”のコトなのだが、ガキの時分に
トイレット紙の“代用”で使用した所以である。
((嗚呼、明治どころか昭和は遠くなりにけり))
((↑画像:写真集『カシバイブル』より))
『カカシバイブル』(東京書籍)
全国の案山子、161体ほどが載っています
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