2023/11/10

シンブンガミから拾う、案山子俳句・川柳

生まれつき、学も遊びゴコロもなき輩、

俳句だの川柳にはからきし縁が無かったが、

シンブンガミ*上の俳壇・川柳なるものに

トンボのようにふと目が留まるようになる。


と言えど、興が向いたらの“ていたらく”、

立冬超えて、案山子も寒がっているだろう!

と、ふと気に入った"詩歌"を炬燵のように

ポカポカ暖かい交流サイトに取り上げよう。


「捨案山子もう青空も見飽きたり」

(奈良市・田村英一様)


「どう見てもまなこの逸るる案山子かな」

(東京都・望月靖彦様)


「退役の案山子の肩の鴉かな」

東大阪市・宗本智之様


「十字架を背負ふイエスと案山子かな」

(大村市・小谷一夫様)


「この世から抜かれて軽くなる案山子」

(神奈川県・北村純一様)


( 朝日「俳壇」「川柳」より転載)


*付記:

“シンブンガミ”とは、“新聞紙”のヨミで、

すなわち“新聞”のコトなのだが、ガキの時分に

トイレット紙の“代用”で使用した所以である。

((嗚呼、明治どころか昭和は遠くなりにけり))









































((↑画像:写真集『カシバイブル』より))


























『カカシバイブル』(東京書籍

全国の案山子、161体ほどが載っています


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