2023/06/21

宅野…とある写真家の原風景

島根県邇摩郡「宅野」にいる。太陽が高い

真昼の時間帯、20分の滞留。大田市駅発着の

石見交通の仁万線バスは逃せば4時間待ち。

ピーカンの夏至の光線下、宅野港バス停際の

細道から細道へと犬のように早足でウロつく。


この宅野こそ写真家・森山大道が幼少時に

二度に亘り過ごした地。道すがらに出逢った

向日葵が顔をもたげて流浪の旅人を歓待。

決定的な宅野。かつて石見銀山や日本海の

廻船業で栄えた“よすが”をうなじに感じた。


20分の時間がこれほど貴重に感じたことは、

ない。写真家の原風景。写真は時間の記憶。
























































































































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