2022/03/28

“なまむぎ なまごめ わかたかかげ”

プロの早口言葉トレーニングに入りそうな、

実況するアナどころか本人も噛んでしまう、

落とし前がつく胸のすくような初Vだった。


若隆景。双葉山以来、68年ぶりの新関脇

での優勝!福島県勢では時津山(1953)と

栃東(1972)以来、途絶えた半世紀ぶりの

幕内優勝!データも悦ばしさを加速する。


足取りの名人だった祖父・若葉山(小結)を

彷彿する強靱な膝から佇まいや仕草まで、

ムカシの力士・相撲取りのオーラを感じて

秘かに応援してきた輩は思わず拍手喝采。


震災から11年。春場所中も大きな地震に

見舞われて、(実家の被害もさることながら)

いまだ厳しい生活を送る福島の人たちへ

勇気と希望を届ける初優勝が何より嬉しい。


セピア色のついでに、時計の針を小学校に

戻すと――かの時津山と並び福島県出身の

技能派、(関脇)信夫山の大ファンであった。

放課後、校庭の土俵で、お相撲さん力士に

なりきってハッケヨイで遊んだ記憶が甦る。


イマの子は、早口言葉だって得意だろう。

“生麦 生米〜”は言わずも〽わかたかかげ~

〽ワカタカカゲ~と応援する!のだろうか。

あのウルフこと千代の富士、若・貴以来の

相撲ブームがやってくるような気がする。

























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