プロの早口言葉トレーニングに入りそうな、
実況するアナどころか本人も噛んでしまう、
落とし前がつく胸のすくような初Vだった。
若隆景。双葉山以来、68年ぶりの新関脇
での優勝!福島県勢では時津山(1953)と
栃東(1972)以来、途絶えた半世紀ぶりの
幕内優勝!データも悦ばしさを加速する。
足取りの名人だった祖父・若葉山(小結)を
彷彿する強靱な膝から佇まいや仕草まで、
ムカシの力士・相撲取りのオーラを感じて
秘かに応援してきた輩は思わず拍手喝采。
震災から11年。春場所中も大きな地震に
見舞われて、(実家の被害もさることながら)
いまだ厳しい生活を送る福島の人たちへ
勇気と希望を届ける初優勝が何より嬉しい。
セピア色のついでに、時計の針を小学校に
戻すと――かの時津山と並び福島県出身の
技能派、(関脇)信夫山の大ファンであった。
放課後、校庭の土俵で、お相撲さん力士に
なりきってハッケヨイで遊んだ記憶が甦る。
イマの子は、早口言葉だって得意だろう。
“生麦 生米〜”は言わずも〽わかたかかげ~
〽ワカタカカゲ~と応援する!のだろうか。
あのウルフこと千代の富士、若・貴以来の
相撲ブームがやってくるような気がする。
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