新潟県境にほど近い長野県下水内郡栄村。
震度6強+6弱×2の烈震*が見舞ったのは、
忘れもしない2011年3月12日の早朝。
くしくも東日本大震災3月11日の翌日だった。
2012年7月には、天皇・皇后両陛下が
栄村の仮設住宅を訪問しているが、
忘れられた被災地の形容がついて回り、
「栄村大地震」「長野県北部地震」などの
呼称があるが気象庁による命名はない。
父方の古里・上水内郡中条村に遠くない地
であることはさておき、ずっと心に
引っ掛かっても訪ねる機会を逃してきた。
図らずも1ヶ月前の5月25日、震度5強に
遭遇したのと、全国紙の長期シリーズ記事
「てんでんこ」で、このほど栄村地震が
特集されたことが愚図の背中を後押しした。
JR飯山線・津南に近い森宮野原駅すぐに
立地する「震災復興祈念館・絆」に飛び込んで、
発生時から復興の軌跡までの説明をいただく。
捻挫の癒えぬ足を引きずって、山の方に
トボトボ歩くも、列車の発車時刻を忘れて、
途中で引き返す様は自らに憤るのみ。
途半ば、痕跡は瞼に焼き付いたままである。
「震災復興祈念館・絆」
（JR飯山線・森宮野原駅横）
http://www.vill.sakae.nagano.jp/docs/286.html
0269-87-2200
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