2018/02/05

「宮古・田老の防浪堤」と 心のかさぶた

古くから「津波太郎(田老)」の異名をもつ、
岩手県の沿岸、宮古・田老エリアを再訪する。

明治三陸津波、昭和三陸津波に襲われた教訓から、
「万里の長城」と呼ばれたほどビッグで
津波防災のモデルとされてきた「防浪堤*」が
3.11大震災でもろとも破壊した地・田老である。

三鉄・北リアス線が縫う林間から射す冬光が
またたく間に沈む前、コンクリートの槌音響く
凍った雪道を1里、2時間ほど行き来する。

そろそろ1年、否、2年になるというべきか、
心の凍った「かさぶた」は剥がれるどころか、
二重にも三重にもデコボコに増量していく。

*=全長2600m、幅25m、海面髙10.45m)=
長らく「防潮堤」「防波堤」と思っていたのだが、
寸時、お話をさせていただいた地元の方から
「田老では『防浪堤』と呼ぶんですよ』と伺った。
今回も、ひとつ教えていただけて冥利である。

渚の「たろう観光ホテル」が震災遺構に認定、
2016年4月からガイド付ツアーを受け付けている。
(画像は遺構前2点遺構認定後1点)

☞宮古市 防災担当係 0193-77-3305 
http://www.kankou385.jp/files/taroumap.pdf 















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