と言っても、本人にとっての「あの頃」なので、
他人と共有できる何がしかの区分ではない。
言えるのは、過去であることだけで、
投稿は、1960〜70年代のアメリカの地であった。
バーテンダー時代の酒類ラベルを緒に、
ブログ上でわずか20余本をまさぐってきたが、
もうちょっと間口をひろげてみようと思う。
長らく捨てられないで、残っていても、
褪色していたり、折れの入った写真の一葉を
ダンボールの中から引っ張りだして、
木洩れ日にあてさせる。ま、本の虫干しならぬ、
いわば、写真の虫干しなのかもしれない。
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☆1970年代のはじめ、加州・サンフランシスコで、
昼夜ダブルジョブに勤しんでいた時代。
オフ・デーには、路上で行きずりの黒人から
150ドルはたいて買った一眼レフを肩に、
愛するシスコの街を風に吹かれて歩きまくった。
★このカットは、高級百貨店 「I. Magnin」の
ファサードだったと思う。10月の好日、
現地では「インディアン・サマー」と呼ばれる
夏の白昼。高級デパートには薄給の青年が
おいそれと入れるものではなく、建物の周囲を
うろつく中で、出た目で撮ったのだろう。
＊(写真)
オープン・ファサード内の
マネキンたちの夏姿と、
店を出る冬姿の初老の男。
サンフランシスコ、1970's
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