大糸線から、松本を経て篠ノ井線へVターン。
緩やかなな傾斜地に集落が散在する、筑北村を訪ねる。
晩秋の田、ブルーシートに覆われた稲架の傍に、
ほとんど帽子だけの体をした案山子たちが、
信州の行く秋を惜しむように、ぽつねんと立っている。
いつもは、コスチュームに目がいく案山子だが、
丸腰の裸となれば、かぶりモノに目を向けるしかない。
ヘルメットといい、キャップといい、十八番のスタイルだが、
遠い昔に被った学帽の徽章のような図柄に、
案山子を見つけては、皆でゲラゲラ笑いこげた
学童時分のじぶんを思い起して、しばし感傷に耽った。
後ずさりすれば、特急「ワイドビューしなの」が、
心なしかスピードを緩めて走ってくるのが視界に入る。
案山子のいる「にっぽんの原風景」の見納めに、
お忙しさんの乗客へ、きっとサービスしているのかな?
お忙しさんの乗客へ、きっとサービスしているのかな?
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*公共交通機関
JR篠ノ井線・坂北駅より徒歩10分
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★案山子の写真160体が載っています!
「カカシバイブル」(東京書籍)→http://p.tl/A2Ne
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「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
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