2025/07/03

舶来居酒屋と吉田類的女酒場 in 函館

北の大地・北海道のゲートシティー・函館。

振り返れば、90年代から“桜前線+案山子

撮影”という初一念で、ざっと30回ぐらいは、

函館に我が鈍足を踏み入れてきただろうか。


—振り返るのはいささか苦手の輩であるが、

青函連絡船の無き後…①上野〜函館を長躯

結ぶ高速夜行バス ②青森の波止場からの

青函フェリー ③青森~札幌間の夜行列車・

はまなす ④上野からの夜行列車・北斗星、

そして ⑤北海道新幹線の函館まで開通後は、

 “弾丸列車”に世話になったり、ま、風来坊

のゆえに移動はナリユキという塩梅である。

(③④は残念ながら、惜しまれつゝ運行廃止)


その函館入りは、利用する格安切符*の関係で、

“シンハコダテホクト”とゆー舌を噛むような

ナマエの駅に持って行かれて、何とかライナー

とかゆー野球場行きみたいな電車に乗せられ、

ようやくにして北のニュー玄関口・函館駅だ。

ちなみにオールド函館駅は寝泊まりできたり、

我が性分に合ってか!懐旧の念が込み上げる。

(あ、野球場といえば、甲子園南北海道大会を

函館千代台野球場で見たくもナイター無しw)


気を取り直して、意味なくだだっ広い駅前を

負傷の足腰を引きずって松風町へと歩を進める。

シンボルの百貨店「棒二森屋」は数年前から

すでに無い。駅前商業地・若松町も今いずこ?

「大門市場」とゆーとってつけた商業市場に

お上りさん?の黄色い声が飛び交い始めている。


オンチの喉で函館エレジー♪を口づさみながら

長らく贔屓にしてきた舶来居酒屋「杉の子」へ。

名物ラムハイ(なんと250yen)、熊本・山鹿の

銘酒に舌なめずりしたりの貴重なる函館タイム。

函館の夜は早い。名残り惜しみ市電に揺られ、

ドックの手前、贔屓する居酒屋&ペンションへ。


何でも函館マラソンを翌日に控え、函館市内の

宿という宿が満杯!の様子で野宿も覚悟の身

だったが、憐憫の情で女将が小上がりに寝床を

こさえてくださる。ブラボー大黒屋!大好物の

ニシンをはじめ、美味小料理で舌鼓を打って、

銘酒で喉を潤した小夜。我が身に似合わない!

ほどの贅沢三昧をさせていただいた函館ナイト。


吉田類も、きっとこんな歓迎は受けてなかった!



























































































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*大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)

https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?pc=2&GoodsCd=2948

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