北の大地・北海道のゲートシティー・函館。
振り返れば、90年代から“桜前線+案山子
撮影”という初一念で、ざっと30回ぐらいは、
函館に我が鈍足を踏み入れてきただろうか。
—振り返るのはいささか苦手の輩であるが、
青函連絡船の無き後…①上野〜函館を長躯
結ぶ高速夜行バス ②青森の波止場からの
青函フェリー ③青森~札幌間の夜行列車・
はまなす ④上野からの夜行列車・北斗星、
そして ⑤北海道新幹線の函館まで開通後は、
“弾丸列車”に世話になったり、ま、風来坊
のゆえに移動はナリユキという塩梅である。
(③④は残念ながら、惜しまれつゝ運行廃止)
その函館入りは、利用する格安切符*の関係で、
“シンハコダテホクト”とゆー舌を噛むような
ナマエの駅に持って行かれて、何とかライナー
とかゆー野球場行きみたいな電車に乗せられ、
ようやくにして北のニュー玄関口・函館駅だ。
ちなみにオールド函館駅は寝泊まりできたり、
我が性分に合ってか!懐旧の念が込み上げる。
(あ、野球場といえば、甲子園南北海道大会を
函館千代台野球場で見たくもナイター無しw)
気を取り直して、意味なくだだっ広い駅前を
負傷の足腰を引きずって松風町へと歩を進める。
シンボルの百貨店「棒二森屋」は数年前から
すでに無い。駅前商業地・若松町も今いずこ?
「大門市場」とゆーとってつけた商業市場に
お上りさん?の黄色い声が飛び交い始めている。
オンチの喉で函館エレジー♪を口づさみながら
長らく贔屓にしてきた舶来居酒屋「杉の子」へ。
名物ラムハイ(なんと250yen)、熊本・山鹿の
銘酒に舌なめずりしたりの貴重なる函館タイム。
函館の夜は早い。名残り惜しみ市電に揺られ、
ドックの手前、贔屓する居酒屋&ペンションへ。
何でも函館マラソンを翌日に控え、函館市内の
宿という宿が満杯!の様子で野宿も覚悟の身
だったが、憐憫の情で女将が小上がりに寝床を
こさえてくださる。ブラボー大黒屋!大好物の
ニシンをはじめ、美味小料理で舌鼓を打って、
銘酒で喉を潤した小夜。我が身に似合わない!
ほどの贅沢三昧をさせていただいた函館ナイト。
吉田類も、きっとこんな歓迎は受けてなかった!
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