2025/04/28

甲子園と東洋のシンドラーと珈琲店 @ 敦賀

甲子園フリークの輩、“敦賀”の名を聞けば、

敦賀気比なる高校名を反射的に想起する。

そもそも福井代表といえば、戦前は敦賀商

(現・敦賀高)、戦後は福井商が真っ先に

挙がるが、近年では2015年春のセンバツで

優勝したことも作用して、敦賀気比の名が

甲子園に轟くと言っても過言でなかろう。


近代史では第二次世界大戦中の1940年代、

“東洋のシンドラー”と呼ばれた時の外交官・

杉原千畝を想い起こす。ナチス・ドイツに

よって迫害された多くのユダヤ難民に対して、

「命のビザ」を発給、上陸した日本の港が

敦賀…という史実を折につけて見聞しており、

記念の館「敦賀ムゼウム」ぜひ訪ねよう。


◎「Turuga Museum」 (敦賀ムゼウム)

https://tsuruga-museum.jp/


◎ 「杉原千畝記念館」(生地・岐阜県八百津町)

https://www.town.yaotsu.lg.jp/sugihara-museum/


「北陸フリーきっぷ」なる4日間乗り放題の

最終日。かの小浜線からの帰途、車両故障に

加え鹿との衝突が発生、敦賀駅手前で運行

ストップの憂き目に。余裕で接続したはずの

北陸新幹線@敦賀駅での上りの最終列車に

間に合わず、帰宅不能。敦賀泊の羽目に陥る。

*国鉄が用意した駅前の商用ホテルの一室に

閉じこもり、夕食もそぞろに一夜を明かした。


ま、日本列島・離島を含む全47都道府県へ、

春の桜と秋の案山子の追っかけで、時刻表を

マクラに1991年からシームレスで撮影して

きた身。まあ35年もの間、一度たりも延泊を

体験しなかったコトが、むしろ稀であろう。


翌朝、かつて厚遇を頂いた駅前の珈琲店で

♪モーニン’サービスにありつきたく勇んで

向かうも、無情にも本日定休日の札が眼に

また来るぞ、敦賀。Until we see you again!


注:*国鉄=(現)JR


ハミ出しこぼれ話

1980年代に英国に移住・現地で生け花(華道)を

教える童の頃の学友が、日本に里帰りした際に

迷子になって……JR川崎駅の所在を知りたくて、

「すみませ~ん、国鉄の川崎駅はどこですか?」

と通行人に尋ねたら、――「国鉄!!だってさ、

あんたそれでも日本人か!?と公衆の面前で

ゲラゲラ物笑いにされて...二度と日本に帰らな

いわと私に言い残して、泣く泣く英国に戻った。

このことを思い出す度に怒りが込み上げてくる!







 









(注) ↓ 過去のイベントのフライヤー



















敦賀駅前「Pine」珈琲店


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2025/04/25

若狭・小浜の町とオバマ大統領。そして北陸新幹線…

過日(4月11付)投稿の「北陸フリーきっぷ」の

最終日、エリアの最西端・小浜まで足を延ばした。

敦賀と東舞鶴を結ぶ「小浜線」は甲信州を走る

小海線と並び、ま、私の好みのローカル線である。


「小浜」と言えば、オバマ大統領が2009年に

アメリカ合衆国の第44代大統領として就任した際、

同じ”Obama”というヨミから、小浜がすこぶる

盛り上がっていたのを、つい昨日の出来事の様に

思い出す。ブームだった現象とイマの有り様を

知りたく観光案内所を訪ねるも、あいにく閉店の

間際だ。次なる若狭路訪問への持越しとしよう。


駅前ロータリー広場を周回、16年前の有様から

一変して広くモダン化した姿に目を見張った。

折しも北陸新幹線の敦賀から京都への延伸では

小浜ルートに決定したにも関わらず、先ごろから

米原経由をはじめ不透明な有様と化している。


ひとえに利権の問題で、ニュースに接するたびに

辟易とする中で、駅舎待合室に掲げられた児童

よる呼びかけの絵に、ホッと救われた思いがした。

今、延伸ルートの綱引きで引っ張り合いをする

利権主義に染まる大人たちの濁った眼に見せたい。


















 



























































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2025/04/23

“TIME GOES BY SLOWLY HERE”…東美浜

小浜線といえば、無いオツムと前頭葉の

記憶のネジがゆるゆる~と解けていく。

名にしおう「*神子のヤマザクラ」と嶺南

エリア一帯の桜撮影で在所を右往左往

しながら徘徊した日が走馬灯のよう蘇る。


敦賀から乗った小浜線。(私にはよくある

ことだが ) 運転手となぜか?意気投合。

東美浜駅で上下線の接続の間に、なんと

ご当地の桜のスポットまで教えてくれる。

ナリユキでホームに降りているうちに、

列車のドアが閉まる!待て〜っ!待てっ!


地方鉄道のポツンとある小さな駅の待合室。

愛犬探しの手描きポスターが鋲留めされ

たり。警視庁「重要指名手配」の顔写真が

デーンと貼られてたり。見ていて飽きぬ。

無人駅待合室の寂れた佇まい!我好みで候。

列島の無名桜・案山子のハンティング旅を

まあ、四半世紀+10年も!と耽っていたら、

片隅の学童用の小机+アルファが目を射る。


“TIME GOES BY SLOWLY HERE”とデカい

活字を印したシールが!此処は英国か米国?

の廃線ステーションなのか!?と思わせる

仕様に、下肢不具合を引きずっての桜流浪で

疲弊の心身が瞬時ながら霧散するかの如く。


めくるめくページに眼が釘付けになりつゝも、

“真春”という青春のルツボにいる中校生らの

肉筆を花眼の眼で貪り読んだりする趣向は

持ち合わせない輩、サ~ッと写メするだけで、

*交流ノートをそっとラックに戻す。夕闇の

迫る遠景、小ぶりの一本桜が朧げに目に入る。


*“聖地”東美浜駅は、 アニメファンの聖地だ

*「神子の山桜」:敦賀駅コンコースのポスター

*「気比の松原」:ナイスな絵だ。行くぞ!


















 


































































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