2024/07/10

VIVA・HOKKAIDO——富良野・美瑛から旭川へ

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北海道といえば梅雨がないのが定説だが、

近年は内地の梅雨を先取りしたような

ジメジメ空が続いて旅の足も梅雨モード。


小樽の木賃宿を早朝に発って函館本線を

北上、車窓からボーッと海と上空を眺める。

ふと桜でゾッコン惚れた増毛、留萌!に

誘われて「道内時刻表」を開くや、地図上の

線路が途中でプッツンしている。ええっ?

印刷ミスでは!と?ジョーダン顔で車掌に

質すと段階的廃止の最中デス”!と宣う。

これは一例、取り沙汰されているJR北海道

の廃線も、すでにここまで来ているのだ。


大ファンである大相撲元横綱・北の富士

(近況を知りたし!)、野球の小さな大打者・

若松の所縁の地。そんな留萌界隈、また

恵比島(ドラマ「すずらん」では“明日萌”)

辺りをほっつき歩いた日々も今や昔である。


旅路ではノンシャランが肝心。砂川、滝川、

深川……お江戸の下町みたいな駅が続き、

まるで♪“川の流れのように~”の美空ひばり

の故郷かと早とちりしそうになったり...

江東あたりを漂流する錯覚に陥り、二つ目

の“川”の駅・滝川でアテもなく下車する。


富良野~美瑛という桜狩でかつて熱中した

ゴールデンエリア車窓回遊。いみじくも時を

超えて漂流路のオマケのようなご褒美かも。

有り難くも、美瑛で地の薫りを深呼吸できた

寸時のハイヌーン。旅のハイライトである。


旭川駅での乗り換え時間もゴ・ゴージャス!

大好物のニシンをわしづかみで手にするや

函館本線に飛び乗る。かつて駅寝”の常習駅

だった旧駅舎とは月とスッポンの差!で、

まるで北欧辺りに紛れ込んだような雰囲気?

ご当地の木材の薫りがロハのお土産になり、

江戸の終電タイムにも何とか間に合いそう♪


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2014年に江差線のラストランに立ち合って、

この旅路では留萌線の廃線途上に遭遇して、

次はどこの路線になるのかと思うと心痛む。


◎夏の高校野球・北北海道大会の観戦が、

お預けになって、まあ、来季の愉しみに。


VIVA 空知・上川!VIVA・HOKKAIDO!











         

⇧スグレもの!北海道と本州の大きさ比較マップ!

            車内誌「The JR Hokkaido」より










 






























































































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「北海道さくら旅」(北海道新聞社)

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