2014/07/29

人生の真夏日はそうとわからないうちに...@横浜スタジアム


「横浜公園平和球場」なる名が前身で、
愛称「ハマスタ」で知られる横浜スタジアム。
神奈川大会のベスト8に進出すれば、
かくも立派なプロの本拠地で野球ができるのは、
参加190校・全国最多を誇る恵みだろう。

プロ野球でもこうならないハマスタが超満員!
休日ではない。決勝戦ではない。白昼の準決勝である。
もともと神奈川県民の"高校野球熱"は、
関西には遠く及ばないものの、関東地区ではピカ一で、
東西代表を擁する東京など足元にも及ばない。

古くは(もう!)松坂大輔、新しくは松井裕樹を
挙げるまでもなく、どれだけの球児が
ここで溌剌とプレーをして巣立っていっただろう。
逆に言えば、どれだけ多くのファンの目に、
まだウブながらも大器の片鱗をチラッとのぞかせた
一投一打が焼き付いていったのだろうか。

準決勝に出場した4チームには、彼らに比肩する
好選手が何人かいた。主に野手であったが、
この日は実力を発揮できぬまま、チームは惜敗、
最終学年で甲子園への道はついえた。
掌中にしてたはずだけに、無念さは察するに余りある。

人生の真夏日は、そうだとわからないうちに
過ぎていく。だとしたら、青春もまたそうなのだ。




























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