2024/12/06

添田唖蝉坊 in 桐生と川上音二郎・貞奴

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春男・人呼んで”さくらストーカー”は

春の裏面・すなわちリバーシブル!の秋は、

“白秋”と呼ばれて対極的に避けてきた。

(「青春・朱夏・白秋・幻冬」の故事より)


もとより、秋景色のあれは文豪・尾崎紅葉の

独壇場で、おいそれと手を出すと名誉毀損

になるのだ!と、余・ダジャっピーは、

秋が周回するたびに周囲を煙に巻いてきた。


さて、無理矢理に“花眼”を半開きすれば、

世を挙げて列島の紅葉の名所を煽っている。

が、わざわざ行くことは、金輪際、ナイ。

そんななか、私淑する写真家・石内 都氏の

個展に桐生の美術館におずおずと赴くと、

紅葉がバックヤードで建造物を覆っている。

言い訳がましいが、例外中の例外として、

レンズを向ける。4半世紀前に、あの弘前の

桜紅葉を撮って以来の我が無節操である。


前置きが長くなったが、急峻な坂の途に、

「添田 唖蝉坊の隠遁の地」と刻まれた

小さな石碑がショボクレ眼を射る。そう、

演歌師の草分けであり流行歌の元祖!

唖蝉坊との予期せぬ遭遇に柔な腰が抜ける。


先年、浅草でも唖蝉坊の碑に遭遇したが、

オッペケペケー節の川上音二郎と日本初の

女優・貞奴の系譜にも直結。興味は俄然、

明治のトンデモナイ傑人に急旋回する。

矢張り、紅葉にはお引き取り願うとしよう。








































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((上の2点は、福島・浪江/東京・三鷹))



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