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山梨県立美術館へ息せいて行ってみた。
甲斐の国、甲州、、、そして甲府。
いくらアガいても、“甲”の字が付いて
回る。振り返るに尋常小学校の時分から
“乙”なる文字が通信簿をはじめ身辺に
付いて回った輩には、馴染みもなき
山梨県の県庁所在地!甲府市でアール。
“現代俳句の巨匠”なる枕詞が付いた
「金子兜太展」――俳壇などの世界に
からきし縁無きモンが覗くに敷居が
高過ぎる!と思いきや、階段を横目に
昇降機があり傷心の身がホッとする。
埼玉・秩父出身。我が同郷に遠くない
だけでなく、山頭火、一茶、龍太らとも
連なる社会性のある句に親近感を覚ゆ。
撮影禁止!なのと案山子のメッカである
越生・都幾川辺りの自然を詠んだ句が
見つからず仕舞いが甚だ残念であったが、
断じて埼玉都民!ならぬダ・サイタマの
面目躍如を覚えたのが救いと言い切る。
すっかし、山梨県ゆかりの文学者らが
多いのに驚嘆する。じっくり向かい合う
時間がなかったのは我が失策であるが、
エラーといえば、昨春のセンバツ甲子園
で初優勝した山梨学院高校を訪ねる機会
があれば、その折に再訪したいと願う。
山梨県勢の初優勝!—今までの“不幸”を
逆手に取って余りある天下一品の栄冠!
来春は、吉田高校*に凱歌があることを!
(画像⑥は亡友の学舎・吉田高校の最寄り駅・
富士急「月江寺」——繰り返し訪ねている)
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