2022/01/10

ゼロからスタート、高田松原で祈念する新しい年

東日本大震災から11年目の年、

「高田松原津波復興祈念公園」を

再び訪ねる。陸前高田の沿岸に

広がる国営追悼・祈念施設である。


夕闇迫る刻にて「津波伝承館」は

かすめるのみに留めて松原へと急ぐ。

複合的な献花台と祈りの光軸が

強風と雨滴に凍える身を律し諫める。


仰ぎ見てきた「奇跡の一本松」は、

10年かけて辿るルートがついに固定。

震災遺構となったユースホステルと

セットで視野に入って凝視できる。


ゼロからスタート、360°変貌して

訪ねるたびに発見に満ちた陸前高田。


ふと懐かしい名の草軽交通のバスを

目にして、ガイドさんに話しかけると、

長野・軽井沢からの修学旅行生で

遠く陸前高田まで学びに来たという。


運転手にホーンを鳴らされるほど、

会話が盛り上がって......見送り際に

ポツンと発した信州弁がこだまする。

「百聞は一見に如かずでねえ!」


前傾ためらう頭が下がるのみである。












































































































公共アクセス:

JR気仙沼駅から大船渡線BRTで

「奇跡の一本松駅」まで約30分。

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1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

良い写真ですね。東北の現実が伝わってきます。ありがとうございます。