ボーッとしていたら、暦はもう師走である。
そうそう、各地の「かかしコンクール」を見るたび、
日本人のコンクール好き!を思わずにいられない。
東京の下町・深川の「かかしコンクール」は、
その典型だろう。800mに及ぶ資料館通り商店街に
ゆうに百体を超える「かかし」がひしめき、
その年の世相を競い合う恒例のコンクールなのだ。
どこか似たり寄ったりのかかしたち、と思いきや、
オリンピック・コロナをやっつけろ・渋沢栄一
の3テーマが設けられて、とのこと。(自由部門も)
なんだかTVのワイドショーの街歩きみたいで、
そういえば、昨年も一昨年もそうであった。
素朴な疑問 ①かかし作りの創作意欲をそがないか。
②いったい関係者以外が見物に行くものだろうか。
万物流転の世。列島に増殖するコンクールも、
“歌は世に連れ”ではないけれど、一転して、
下火になって霧散していく気もしないではない。
花眼の輩、心惹かれたのは、電信柱に括られた
風車のような“かかし”である。(画像9/10)
地方の田畑でよく見られる“かかし”の代用で、
そう、りっぱに鳥獣除けとなるシロモノである。
思わずマスクを外し、呟いてみた。「金賞!」
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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年)
全国の案山子、161体が載っています
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「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」
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