2021/12/01

⑭かかしの来し方行く末は?コンクール@深川

ボーッとしていたら、暦はもう師走である。

そうそう、各地の「かかしコンクール」を見るたび、

日本人のコンクール好き!を思わずにいられない。


東京の下町・深川の「かかしコンクール」は、

その典型だろう。800mに及ぶ資料館通り商店街に

ゆうに百体を超える「かかし」がひしめき、

その年の世相を競い合う恒例のコンクールなのだ。


どこか似たり寄ったりのかかしたち、と思いきや、

オリンピック・コロナをやっつけろ・渋沢栄一

の3テーマが設けられて、とのこと。(自由部門も)


なんだかTVのワイドショーの街歩きみたいで、

そういえば、昨年も一昨年もそうであった。

素朴な疑問 ①かかし作りの創作意欲をそがないか。

②いったい関係者以外が見物に行くものだろうか。


万物流転の世。列島に増殖するコンクールも、

“歌は世に連れ”ではないけれど、一転して、

下火になって霧散していく気もしないではない。


花眼の輩、心惹かれたのは、電信柱に括られた

風車のような“かかし”である。(画像9/10)

地方の田畑でよく見られる“かかし”の代用で、

そう、りっぱに鳥獣除けとなるシロモノである。


思わずマスクを外し、呟いてみた。「金賞!」




































































































































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『カカシバイブル』(東京書籍・2009年) 

全国の案山子、161体が載っています


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「ピート小林と歩くこころの日本遺産 案山子」

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