きょう8月11日は「山の日」である。
海の日はおろか、山の日まで制定された
レジャー天国・ニッポンのなかで、
青春を野球一途に賭ける高校球児には
もとより海も山も、あるはずない。
山好きだった歌人・与謝野晶子は、
「高きへ憧れる心」の文を著しているが、
球児にとっての甲子園の”テッペン”は
とてつもなき高い頂きの憧憬だろう。
堆積した100回の歴史、今年もまた
記念大会17日間も、中盤のたけなわへ。
ドーム球場ではあり得ない開放感、
ブラスバンドの響き、名物のかちわり氷。
夏のパワースポット「甲子園」には
歓喜と喧噪と静寂がないまぜになって、
"筋書きのないドラマ"が止めどなく。
人生の真夏日は、そうだとわからない
うちに過ぎて行く。高校野球がお好きなら、
海よりも山よりも、甲子園なのだ。
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