2016/12/01

熊本・阿蘇の地を歩く⑱「阿蘇大橋」

熊本地震被害が甚大だった南阿蘇村でも、
「阿蘇大橋」はアクセス困難で、
カーナビも道路地図も用をなさない。

右往左往して遭遇したGSで、入手した
スポット地図と詳細な説明を得て、
辿り着いたのは夕闇が迫るころだった。

ひしゃげたガードレールの先、突然のごとく、
道路がストンと切れて無くなっている。
先の山肌が土砂崩れで切り崩されている。

地元では"赤橋"と呼ばれ、身投げへの防止策を
施してきたようだが、崖下に目を遣ると、
佐世保の西海橋で感じた恐怖感が身をよぎる。

国土交通省は、600m下流での掛け替えを
発表したが、設計から着工までに
最低でも6年ほどの歳月を要するという。

熊本地震による南阿蘇村被害の甚大さは、
報道ではここまで伝わらず、現に阿蘇大橋を
肉眼で見て、身をもって知る有様なのだ。

想像力のまるで欠落した愚生である。





























































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