2014/04/14

名づけて「勝沼さくら郷」駅

甲州ワインで知られる「勝沼ぶどう郷駅」は、
名前から想像もつかないほどの桜の駅だ。

葡萄ならぬ桃の花でピンク色に染まる一帯は、
「葡萄郷」ならぬ「桃源郷」の名で呼ばれているが、
桜とモジリ好きな私は「桜源郷」と言い、
駅名も「勝沼さくら郷駅」と勝手に呼んでいる。

日本最古の桜「山高神代桜」への途だったが、
春爛漫の桜を目にして、途中下車せずにいられず。
次の鈍行列車が来るまでの30分の持ち時間、
「甚六桜」の名が付いている駅桜を撮りまくった。

名所案内の看板には、駅名どおり律儀に
「勝沼ぶどう郷」が載っているが、
駅を囲んで咲き乱れる桜のことは触れていない。
ああ、もったいない。灯台もと暗しである。

叶えば駅外に出て、ホームに滑り込む列車と
桜の光景を撮りたかったが、ゆうに1時間は要する。
韮崎駅からの山高神代桜へ行くバスは
3時間に1本ほどしかないので、お預けである。

帰途に寄ろうと思ったが、そうは問屋が卸さず。
桜は、いつだって一期一会。
来年への持ち越しが、こうして増えていく。

*白昼の「勝沼さくら郷」駅桜撮影三昧から
8時間後。帰途の車中では、桜酒ならぬ
甲州ぶどう酒のピッチとメートルが上がって、
ネグラに辿り着くと日付はとうに変わっていた。












































































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