2012/08/14

甲子園よ永遠なれ (August 14, 2012) みちのくの4校

3.11〜以来、みちのく・東北の被災地へ足しげく通っているので、
かの地のチームへの思い入れはひとしおである。

今日まで、宮城・仙台育英、岩手・盛岡大付、福島・聖光学院、
青森・光星学院の4校が登場、初戦で凛々しい姿を見せた。

ここで戦法について述べることにはさほど意義もなく、
詳細の言及は避けたいが、いずれにも惜しみない拍手を送りたい。

まず、仙台育英。震災後、宮城県勢の勝利は、
春・夏4回目にして初で、それを5年前の全国優勝校・佐賀北に対して、
23回出場の宮城の名門校が成したことに意義がある。
はつらつ、のびのびとプレーしていたところに
被災地から登場というタガが、ようやくはずれたというか、
これぞ爽やかな高校野球!という原点を見た気がする。

写真はアルプス応援席からのショットで、望遠一眼レフを使わずに、
すべて遠慮がちにスマートフォンで撮ったもの。
血気盛んなン10年前は、望遠レンズで熱闘甲子園のグラウンドを、
応援スタンドを撮りまくったのだが、そういう光景は、
もはやお蔵入りというか、NHKカメラマンの勇み足が発覚して以来、
レンズを向けれるような雰囲気はあえなく霧散している。

かつては撮れた熱気したたる写真。いずれ、機会があれば、
ちょっと昔に確かにあった「甲子園エレジー」として、
もう一度、甲子園ファンに陽の目を見させたいと思っている。

さて、盛岡大付は、十分に勝てた試合を落としたという感がする。
最速161km大谷投手の花巻東を微妙な判定がらみで下した、
という目に見えないプレッシャーがあったのか、すべてに萎縮していた。

かたや、聖光学院は、昨夏の覇者・日大三に対して、
ひるまず、正々堂々の戦いぶりで、勝つべくして勝った印象が強かった。
6年連続も、ベスト8の2回も頷けて、白河の関を越える日も近い!

そして、光星学院は、夏・春準優勝という実力を遺憾なく発揮、
お互いに優勝候補の一角とされる神村学園との二回戦の
激突に腕を鳴らしていることだろう。本州最北と九州最南対決である。

酒田南と秋田商がこれから登場するが、どちらにも期待大。

応援している学校は、みにのくに限らず、もちろん他にもあり、
どこも勝って欲しいと願う。夏のゼイタクな悩みである。

★甲子園―ジャパニーズドリーム!
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ピート小林と歩く「こころの日本遺産」
(日刊スポーツ・アーカイブ





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