2024/01/01

磯崎新・建築巡礼 in 九州 ④北九州立美術館

【きょう元旦夕刻に起きた能登半島*地震、

 沈痛の極みで、投稿を中断しようと迷い

ましたが......続行することに致しました。

罹災者には謹んでお見舞い申し上げます】

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北九州建築巡礼コース、図書館(ツイン)と

文学館のお次は、 北九州市立美術館である。

さてはて、"小倉お上りさん"には現地への

道のり最大のネックだ。道々で目の合った

方々に尋ねるも、我が風体が災い?してか

“さあ~”の連発。やんぬるかな、再び起点の

バスターミナルに戻って...スパゲッティの

ように入り組んだ路線図と“にらめっこ*”して

やって来るバスの運転手にまで直接訪ねる。

(*贔屓の大相撲・福岡県の力士に準えれば、

魁皇の“仕切り”以上!と言えばいいかなあ)


(中略)


目当ての路線バスに揺られること小一時間。

“丘の上の双眼鏡”の愛称で親しまれる美術館は

磯崎新建築の初期代表作。1974(昭和49)年、

西日本での公共美術館の先駆けとして誕生した

と知るが、斬新さは半世紀後の現代の建築と

示されても、疑う余地なく永久性に感じ入る。


ファサードから正方形の格子が水平に張り出し、

左右に伸びるデザインは、圧倒的な存在感。

丘の斜面にフラフラ立つ!お上りさんの目を

射って止まない。小春日和、芝生に寝そべって、

ダサい我が遠近両用眼鏡を外したりしつゝ、

“丘の上の双眼鏡”と会話をしていると...おや、

四季桜が可憐な花をポツポツと咲かせている!


流浪人ながら、沖縄・九州〜北海道の離島まで

列島の津々浦々まで桜前線を追う、人呼んで

“さくらストーカー”。そんな輩にサプライズの

ご褒美かも。ブラボー!北九州ミュージアム。


((このミニ・ルポは2022年12月28日に

逝去された磯崎新氏の1周忌にあたって、

追悼の念で綴らせていただくものです))


*能登半島へは、90'年代〜から桜撮影で

足繁く通っている。七尾、穴水、輪島を

「のと鉄道」が結んでいた時代であった。

2024年..能登に幸あらんことを願うのみ。

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(December 10, 2023)

北九州市立美術館

(北九州市戸畑区)














 





































































































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