2022/08/03

列島 小景 ③「倶知安・ニセコ」ノスタルジー

この秋、鉄道開業150周年を迎える矢先、

かまびすしくなった地方ローカル線の

廃線ニュースに心が痛む。内地ではさほど

話題にならないが、とりわけ北海道は

かまびすしく取り沙汰されてきて久しい。


札幌一極集中という北海道の姿の中で、

道内きっての動脈で函館と旭川を結んで

きた函館本線。2030年に開業される

新幹線の札幌延伸に伴って「山線」の

小樽(余市)–長万部間は廃止同然なのだ。


もとより鉄分の薄〜い輩ではあるが、

ならば出陣!と後ろ髪を引かれた小樽を

早朝に発ち、ニッカのメッカ・余市を

かすめて、かつて桜行脚で足繁く通った

倶知安、そしてニセコを強制的に訪ねた。


□倶知安に降り立つや、ここは函館本線の

ホーム?か、新幹線のホームなのか?

の錯覚に陥り、ここって何処?ワタシは

誰?みたい白濁した目と無いアタマが

ぐるぐる廻る。ようやくモタモタと歩行

して、ほうほうのテイで駅前に出るや、

「新幹線倶知安駅早期開業」の巨大な

看板がデーンと聳えて素浪人を睥睨する。

愛すべき倶知安の、惜別の滴もなき姿。


ロータリーの外れ・啄木の句*に慰められて

踵を返すと…“んゃちっく”と右書き!の

駅名標が寄る辺なき旅人を歓迎してくれる。

さらには国鉄チックな改札口に安堵して

上り「山線」に飛び乗ると何と満席である。

失うものへの愛惜の情の発露なのか否か。


*真夜中の 

倶知安駅に下りゆきし

女の鬢の古き痍あと

(歌集「一握の砂」収録)


□さて、ニセコである。パウダースノーの

聖地として海外から人気喝采のリゾートに

それらしき空気は駅の周辺には、ない。

オフシーズンとCovid-19禍を差し引いても

である。いずれは「ニセコ・バブル!」

と呼ばれる日も遠くないような気がする。

所詮、この世は雪より<マネーだから。


スキーには縁がなく、滑って転んで・・・

すってんころりんの人生の輩であるが、

懐かしくて新しいレトロなニセコ駅舎が

黙ったまま言っているような気がした。


○誉れある、ニセコ駅の変遷

真狩駅(1904/明治37年開業)→狩太駅

1906/明治39年)→ニセコ駅(1968/昭和43年)

国鉄(JR)では初めてカタカナ名のみ

で表記された後世に残る駅名である。



















(資料:時事通信社)






























































































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アクセス:

倶知安:小樽から函館本線で約80分

ニセコ:小樽から函館本線で17分

(函館から長万部経由でも可能です)


ニセコ駅前♨「綺羅の湯」源泉掛け流し

http://www16.plala.or.jp/kiranoyu/

0136-44-1100

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