2018/12/03

復興のシンボル「釜石鵜住居スタジアム」の姿

2019年秋の「ラグビーワールドカップ」日本大会で
唯一、新設となる「釜石鵜住居復興スタジアム」。
“ワールドカップどころじゃない”/”希望を建てるんだ”
様々な声が飛び交う中、津波で全壊した小中学校の
跡地に完成。8月、こけら落としのキックオフもあった。

釜石市街地からさほど遠くない「鵜住居」バス停から、
足をとられながらの歩くこと10数分、津波の爪痕を
残す嵩上げされた地と道路工事現場を抜け切ると、
ハイブリッド芝が初冬の陽射しにまぶしく光っている。

スタジアムには「翼と船出」をイメージした白い帆の
ような屋根がかかって、存在をまるで主張しない
風景に溶け込んだ目立たない佇まいに意表をつかれた。

北の鉄人・新日鉄釜石の7連覇で栄えた時代も今は昔、
人口は往時の1/3、3万数千人まで減少した釜石。
中でも鵜住居地区は震災で甚大な被害を受けただけに、
その名を冠した「釜石鵜住居復興スタジアム」は、
ラグビーファンならずも目が離せない希望の地になる。

JR山田線・宮古–釜石間は復旧後、三陸鉄道に移管。
19年3月23日、新名称のリアス線として開通する。
ニュー「鵜住居駅」がこじんまりと姿を現していた。










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