2013/01/03

広告のある光景5-1 (January 3, 2013)

 旧年から、「JR SKI SKI」のポスターが目に留まっている。
久しぶりに見るSKI SKIの広告、ということもあって新鮮に映った。

「青春は、純白だ。」のストレートすぎるほどのコピーは、
一瞬、あの「芸術は爆発だ」と同じぐらいのフォースを感じさせて、
水玉ならぬ雪球を自在にあしらったアートに倍加され、
SKIの魅力が、最速スピードで余すところなく伝わってくる。
















スキー離れに加えて、クルマを持たないと言われる若者に、
「列車で行くスキー」が復活するような空気がこの広告に満ちている...
なんて思いに耽っていたら、ふと、同じ「JR SKI SKI」の広告で
何年か前の冬、ポスターの前でしばし立ちすくした時間を思い出した。

「愛に雪、恋を白。」という素敵なコピーが添えられていた。

スキーなるものは、ブルジョアのスポーツ遊戯に等しく、
高嶺の花のまま、思いを馳せるだけで過ぎていった遥か遠い日々。
何の工夫もせずの青春が、泡の消えた錆サワーのごとくある。
_____________________________
*フェイスブックでも投稿しています

0 件のコメント: