2015/04/22

一夜明けて弘前の桜たちは

ふつつか酔いの朝、陽光まばゆい角館から、
田沢湖線・奥羽本線・五能線...という
昭和なゴールデン・ルートで弘前へ踵を返す。
所要8.5時間。新幹線「こまち」と特急「つがる」の
利用ならば、およそ3時間のところを、である。

駅前からご用達の100円バスに乗り込んで、
脱兎のごとく桜の弘前公園に戻れば、
「さくら情報」が外濠満開、園内・西濠8分咲き、
"桜のトンネル5分咲き"(ソメイヨシノ)
"ヤエベニシダレ咲きはじめ"...と告げている。

名物の顔ハメ看板にHow's going?と声かけして、
外濠、杉の大橋、西濠...と広い園内でも
フォトジェニックな気に入りスポットの複数を
すり足で駆け巡る。漠然とそぞろ歩くと、
あっという間に夕暮れになってしまうからだ。

花の名前どころか"桜と梅"を見紛う私を、
桜狂いにさせたのは、ほかならぬ津軽の弘前。
肉眼はおろか、ファインダー越しに見ても、
桜たちは生命力をいっぱいに漲らせて、
まばゆい香気を放って、旅人を迎えてくれる。

(夜桜バージョンに続く)




















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